【全文掲載】レオナルド・ディカプリオ『いつやるの?今でしょ!』国連気候変動サミットで演説

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ニューヨークの国連本部で行われた気候変動サミットで、気候変動問題の啓発活動にあたる国連ピース・メッセンジャーに任命された俳優、レオナルド・ディカプリオさんが演説したことが話題となっています。

レオナルド・ディカプリオさんは、1997年に公開された映画「タイタニック」でも話題となっていましたが、その後も動物・自然保護を掲げるレオナルド・ディカプリオ財団を立ち上げ、これまでに南極大陸の海洋環境保全や、野生のトラの保護などの、環境問題に積極的に活動を行ってきました。


国連ピース・メッセンジャーとは?

今回、レオナルド・ディカプリオさんが就任した国連ピース・メッセンジャーとは一体何なのかというと

国連ピース・メッセンジャー(英語: United Nations Messengers of Peace)は国連の活動をアピールするために選出された平和大使である。通常、芸術、スポーツ、文学など各分野で活躍する著名人から選出される。 任期は3年であるが、再任可能であり、現在の国連ピース・メッセンジャー12人のうち、マイケル・ダグラスとエリ・ヴィーゼルの2人は10年以上就任している。


Wikipedia:国連ピース・メッセンジャー


ディカプリオさんスピーチ

ディカプリオさんは国連ピース・メッセンジャー就任にあたり、専門家としてではなく一市民として、世界の首脳たちに気候変動による世界的危機を乗り越える行動をとるべきだと訴えました。

演説全文は以下の通り

ありがとうございます、事務総長。各国首脳の皆さん、それに特別ゲストの方々にも感謝申し上げます。本日はお招きいただいて光栄です。私は、専門家としてではなく、気候変動に関心を持っている一市民として、21日にニューヨークで通りを行進した40万人のうちの1人として、そして世界中で気候危機の解決を願っているその他何十億もの人の1人として皆さんの前に立っています。

俳優として私は人生を演じています。架空の人物を演じ、時には架空の問題を解決します。

私は、これまでも人類が同じように『気候変動』を見てきたと思っています。つまり、まるでどこかよその惑星にいる人に起こっているフィクションであるかのように見過ごしてきた、そして気候変動が現実のことではないかのように装うことで、知らない間にどこかへ行ってしまうかのように見過ごしてきた、ということです。

しかし、我々はそれよりももっと多くのことを知っていると思っています。毎週我々は、新たな紛れもない「気候現象」を見ています。気候変動が、今、ここで、加速していることを証明するものです。我々は、干ばつが進み、メタンプルーム(メタンガスの気泡の柱)が海底の下から湧きあがって海水の温度が上昇し、酸性化していることを知っています。我々は、異常気象や気温の上昇を見ています。また、南極西部やグリーンランドでの氷床が、かつてないほどの勢いで科学的な予想よりも数十年早く溶けているのを見ています。

こうしたことは誇張ではありません。ヒステリックになっているわけでもありません。事実なのです。科学の世界ではわかっています。産業界や政府もわかっています。アメリカの軍隊でさえ知っていることです。アメリカ海軍太平洋軍の司令官であるサミュエル・ロックリア海軍大将が最近、気候変動は、我々の唯一最大の安全保障上の脅威である、と言いました。

みなさん、今を生きる私たち人類は、恐らくこれまでの歴史上を生きてきた他の人類よりも困難な課題に直面しています。歴史的な偉業を成し遂げられるか、それとも歴史から非難されるか、のいずれかなのです

はっきりさせておきたいのは、この問題は、ただ個人個人に、電球を替えようとかハイブリッドカーを買おうと言えばすむことではない、ということです。この災害は、個人が選択するレベルを「超えて」大きくなっているのです。これは今や我々世界中の産業界や政府が断固とした大規模な行動をとるべき問題なのです。

私は科学者ではありません。ですが、その必要もありません。なぜなら、世界の科学界が語り、我々の未来を予測してくれているからです。もし我々が共に行動しなければ、確実に消滅するだろう、ということを予測しているのです。

今こそ行動を起こす時です。

炭酸ガス放出に課徴金をつける必要があります。石炭、ガス、石油関連企業に対する政府の補助を止めさせることが必要です。我々は、産業界の大気を汚染を助長する企業に対して、自由主義経済の名の下に得ている優遇措置を終わらせる必要があります。彼らは我々の税金を費やすのに値しません。監視するのに値する存在です。経済そのものも我々の生態系が崩壊すれば破滅することになります。

よい知らせがあります。再生可能エネルギーは、実現可能なだけでなく、経済政策としてもよいものだということです。新たな研究では、2050年までに、クリーンで再生可能なエネルギーが「既存の技術」を使って世界のエネルギー需要を100%満たせるようになることが明らかになっています。そしてその結果、何百万もの雇用が創出されるのです。

これは、党派レベルで議論すべき問題ではありません。人類として議論すべき問題です。クリーンな空気や水、住みやすい気候は侵すことのできない人類の権利です。またこの危機を解消することは、政治の問題ではありません。我々の道徳的責任です。確かに手ごわいものかもしれませんが。

我々が手にしているのはたった1つの惑星です。人類は、我々みんなのふるさとを不当に破壊することに関して、非常に大きな責任を持つようにならなければなりません。この星の未来を守ることは、我々人類の意識の進化にかかっています。

今は最も緊迫した時であり、これは最も急を要するメッセージです。

世界の名誉ある代表や首脳のみなさん、私は人生を演じています。

でも皆さんはそうではありません。21日に自らの声を世界中に届けた人たちとその勢いは止まりません。そして今度は「みなさん」の番です。この星で我々が存在するための最大の課題へ取り組む時、それは今です。

勇気を持って課題に立ち向かっていただくようお願いいたします。そして誠実に。ありがとうございました。


出典:huffingtonpostから

<動画はこちら>

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