チョウチョのようなドローンが開発されて話題に! その背景には農作物の実りに寄与するミツバチの減少が…

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見た目がまるでチョウチョのようなドローンが開発され、話題になっているのでご紹介します!


こちらがそのドローン。米・ジョージア州 サヴァンナ芸術工科大学の工業デザイナーAnna Haldewangさんによるものです。見た目が独特な黒と黄色が印象的なプロペラのついたドローン(特許出願中)ですが、一体何のために開発されたのでしょうか。

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ミツバチの数が減少し、野菜や果実の生産への影響が危惧されている

このドローンの開発に至った背景には、農作物に関わる深刻な問題があったといいます。簡単にいえば「ミツバチの減少」です。では、なぜミツバチの減少が野菜や果実の生産に影響するのでしょうか。


■ミツバチは野菜や果物の実りに大きな役割を果たしている
私達が日頃から食べている野菜や果実の実りに、ミツバチが重要な役割を果たしています。ミツバチは花の蜜を集めるだけに思われがちですが、農業の現場において果実を実らせるための受粉も行っています。

国連環境計画(UNEP)アヒム・シュタイナー事務局長は、「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」と2011年に報告していますが、ミツバチは人間にもとってもとても重要な存在なのです。

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例えば、リンゴ、スイカ、ナス、アーモンド、アスパラガス、ブラックベリー、ブロッコリー、キャベツ、カカオ、ニンジンといったものはミツバチの受粉で実る作物です。

そんなミツバチが近年大量死したり、ハチの巣に異変が生じたりして、その数が減少しているといいます。また、ネオニコチノイド系農薬の使用も原因とされています。


ハチと同じ交配行動を行うドローン

そうした状況を鑑みて開発されたのが、前述したドローン「Plan Bee」です。内蔵されているカメラで花を認識。その後、花粉を吸い上げ、別の花に向かっていき花粉を落とすそうです。つまり、ミツバチと同じ交配行動を行うことのできるドローンということです。

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現在は開発段階ですが、2年以内には現場での実用化を目指しているそうです。着眼点も素晴らしいと思いますが、こうした地球規模の問題解決のために開発を進めている熱意と行動には、敬意を表したいと思います。

その一方で、やはり地球上のすべての自然、生物が密接に関わり合い、支え合っているという事実を改めて知るきっかけにもなりました。何か様々なことを考えさせられます。



出典:www.designboom.com / www.behance.net / ja.wikipedia.org

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