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白杖を携行している視覚障害者が見る光景、健常者との違いを表現した画像に反響が寄せられるなど、話題となっているのでご紹介します。
一連の話題を提供しているのは、“表示”という視覚的アプローチによって防災や防犯、配管識別をはじめとして多様な産業シーンへの「安全」「効率」「伝達」の手段を提供しているという株式会社石井マークのTwitterアカウント。
こちらが話題の発端となったツイートです。
ホーム右手側に見えます草地の中に消えて行く線路はJR天竜川駅の風景にございます。現在は 橋上駅舎への改築工事中ですから既に過去の景色となっておりましょう。え、見えない?
しかしこれ位しか見えないゆえに白杖を携行しているのに、今度は「見えてるじゃねぇか」と言われるそうでござんすよ。 pic.twitter.com/gDtlzHvxnn— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年5月11日
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通常見える光景がこちら。
— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年5月11日
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— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年5月11日
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当然のことではありますが、全盲ではない視覚障害者も大勢いるわけで その見え方は人それぞれなのです。これらの画像をよく見ると分かります。それなのに「見えてるじゃんよ!」なんて言われるのは悲しいことです。
なお、「飲みすぎちゃったときにこんな風に見える」というお話も、さほど的外れなものではないかと存じます。
単に視覚と申しましても「眼球」×「視神経」×「脳の認識」などによって知覚されるものに過ぎませんから、いうなれば「素面であってもそんな感じに見える」と云うケースもありえましょう。 pic.twitter.com/APL83gojIU— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年5月13日
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この話題に関しましては多くの方々のご高覧を賜りましたのみならず、新たな情報をご提供いただく機会ともなりました事、改めてお礼申し上げます。
なお「見え方は人それぞれ」である事も誠に大切な事ですから、御自身の見え方の再現などに弊社画像を御活用頂いて構いません。何なら追加しておきます。 pic.twitter.com/BLwsoIsM7s— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年5月13日
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(寄せられていた声)
@ishiimark_sign うろ覚えですが全盲の方は視覚障碍のうちの1割か2割と聞いたことがあります。傍から見て「見えているんじゃないか」と思われる方がいらっしゃっても「全盲ではない」というだけで「晴眼者のようには見えていない」んですよね。
— nekokoneko@SH-08E (@mew_kat_zchen) 2017年4月23日
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白杖のご婦人に電車の乗換を尋ねられて、いろいろ話しながらご一緒したことがあります。接してみてよく解りました。A4ぐらいの紙に極太の文字で書かれたメモをお持ちでした。たぶん、ドアの上の路線図や行き先の表示は見えないのです。 https://t.co/yZsnruzoTq
— BLACKTAIL (@umaibocafe) 2017年5月12日
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聴覚障害の人もそうだよね。聞こえ方にムラがあって、話している人の内容までは聞き取れていないのに「聞こえてるじゃん。」って言われちゃう。 https://t.co/ByV0alSNs7
— かなっぺ (@K2kayappe) 2017年5月12日
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@ishiimark_sign 雑ですが早速両眼(?)複視持ち当方の見え方再現画像を。ここまで酷くは無いのですが大体実像から少し右上の方にずれて虚像が見えます。 pic.twitter.com/2Rf8IrKQN6
— みなつき@冬京5話好評?配信中 (@minatsukiyukito) 2017年5月13日
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視覚障害者が見る光景を見せつけられると、「見えてるじゃん」なんていう発言が、いかに自分本位で相手を傷つける配慮ない発言であることが分かります。
これらの画像が、白杖を携行している視覚障害者に対しての理解を深め、より一層と助け合うきっかけになればいいなと思います。
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