「ヒヨコを試験管に入れ完全に粉砕すると何が失われるか?」東大生正解率8%の問題が深すぎる

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ネットで話題となっているこの問題、生物学者ポール・ワイス氏がの思考実験なのですが、東大生でも正解率が8%ともいわれている難問。一見、残酷と思われるこの問題、回答をめぐって様々な意見がありましたので紹介したいと思います。

ネットユーザーの回答例

ネット上では難しいとされながらもたくさんの回答がでています

・ヒヨコの命

・人間としての理性

・ヒヨコとしての形

・労力

・道徳心

なるほどですね。どれも間違っていないような気もしますが...

ポール・ワイスによる定義

Wikipediaによりますとポール・ワイスは次のように結論をだしています。

当思考実験の論点は、ホモジナイズの前後では明確に何かが失われているにも関わらず、物質的には何も失われていない点にある。この点についてワイスは、ホモジナイズにより失われたものは生物学的組織 (Biological organization) と定義している。また、生物学的組織が失われたことにより生物学的機能も失われていることから、この両者は生物において不可分であることが明示されている。このことから、ポール・ワイスの思考実験は細胞生物学における還元主義の限界を提示したものの1つであると言われている。

 

出典:Wikipedia-ポール・ワイス

なるほど物質としては全く同じでも、それでも生物として形成する上では「生物学的組織」失われているということなんでしょうか。ヒヨコを他の無機質な物質だった場合や、哲学的な考えから回答を導き出すとまた異なる答え方にもなりそうですね。

皆さんはどう考えましたでしょうか?

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