日本では宗教問題が起こらない!?世界から注目される日本の宗教観とは

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様々な分野の人がプレゼンテーションを行う事で有名なTED、このTEDで日本のお坊さんである、松山大耕さんがスピーカーとして、日本の宗教観についてのプレゼンをされました。日本は、仏教を信仰する人が多い中、クリスマスをお祝いしたり、神社に参拝に行ったりと様々な宗教が入り混じり、成立している世界的に見ると非常に珍しい宗教観を持った国です。そんな日本の宗教観の素晴らしさを松山さんは語っていらっしゃいます。

松山さん自身も、お寺の子として産まれながら、中高はカトリックの学校で学んだそうです。
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お寺の子がカトリックの学校というのは、宗教に寛容な日本でも珍しいですね。

日本人の宗教観は食に例えると分かりやすい?

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日本人の宗教観は和食と洋食の違いにも表れていると松山さんは語ります。
私はこの宗教の違いというのは、食の違いと似ているんじゃないかなと思っております。例えば、和食と洋食の違いを考えてみましょう。洋食のコース料理を頼みますと、メインディッシュというものが出てきます。そのコースのハイライトですけども。和食にはこういったメインディッシュというものはありません。

例えば伝統的な懐石料理を注文しますと、先付、椀物から最後のご飯に至るまで「メイン」という考え方はありません。私は、この食と同じように、日本人の宗教観も、ある特定の宗教だけを特別視するのではなくて、全ての宗教に共通する倫理観もしくは哲学、こういったものを日本人は大事にしていると思います。

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食にも日本人独特の寛容性のようなものが現れているのですね。

日本とインドの仏教の違いはカレーに似ている?

仏教とカレー、どちらもインド発祥のモノですが、どちらも日本でも広まっているものですね。ここに違いが分かりやすく出ていると増山さんは言います。
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仏教発生の地であるインドの方が日本の仏教をご覧になったら、これは仏教じゃないんじゃないかとおっしゃるかもしれません。インド、東南アジアを中心として信仰されている上座部仏教では、戒律の順守、それから経典の学習、瞑想の修業。こういったことを目的とされています。

しかしここ日本の仏教は、先祖供養、普段の生活の中での礼節を敬う、こういったことを重視しています。

もし、私たちが1500年以上かけて築いてきたスタイル、これを仏教じゃないと言うんだったらどう呼んだら良いのでしょうか。やはりどうしても、「日本の仏教」と呼ぶしかないと思います。

日本の仏教は中国、それから日本の古来からの宗教である神道の影響を受けて、日本にふさわしい形で洗練されてきました。ですから、もともとブッダが始めた原始的な仏教とは実践の方法は違いますけれど、インドにしろ、東南アジアにしろ、ここ日本にしろ、その根底にあるのはブッダが唱えられた素晴らしい哲学と教義に基づいています。

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▼この日本独自のスタイルで発展していった「日本の仏教」が同じく日本独自のスタイルで発展した「日本のカレー」と似ていると松山さんは仰います。
61r 「日本のカレー」「日本の仏教」は共に日本の気候や風土、それから歴史、文化、伝統などを組み込み、日本に合った形に進化した形なのですね!

日本ならでは寛容性のある宗教観を世界へ!

私たちが馴染みのあるこの日本人の寛容性のある宗教観。私はこれを世界の皆さんとシェアできれば、世界の皆さんに素晴らしいアイディアを 提供できると強く信じております。

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面白い試み
▼お坊さん・神主さん・神父さんが一緒にリスナーのお悩み解決!「8時だよ!神様仏様」
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日本だからできるラジオ!いろんな考え方が聞ける画期的な試み!

▼宗教者駅伝 様々な宗教の宗教家が入り混じりタスキをつなぐ!
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松山さん発案で、京都で始まった試み、様々な宗教の宗教家が1本のタスキを繋ぎます!

駅伝というのは日本人に非常に馴染みのある競技ですが、実はここ京都で100年前に生み出された競技です。世界を代表する宗教都市京都、そして駅伝の発祥の地であるここ京都。

ここに世界中から色んな宗教家、お坊さんに集まっていただいて、宗教家だけでつなぐ駅伝を開催したんです。これは宗教対抗ではなくて、例えば第1走者は神社の神主さん、第2走者は仏教のお坊さん、第3走者はキリスト教の神父さん、第4走者はイスラム教のイマームというふうに、宗教をミックスして、ひとつのタスキをつなぐというのを、複数チームを作ってこの駅伝を開催したわけです。

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この駅伝は京都だけではなく、ルクセンブルグでも同じコンセプトで駅伝が開催されたそうです!
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宗教の本質は安心感を与える事

日本では、宗教の寛容性が広く、宗教間の争い事というのはほとんど起こることがありません。しかし、世界では、宗教の違いから、争いに発展してしまう事も少なくありません、これでは本末転倒になってしまうと松山さんは言っています。

宗教の本質は盲目的にひとつのものを信じることではありません。世界にはたくさんの人がいて、それぞれ皆さん感謝の気持ちを持って、安心感を得て、そして自分の人生を全うする。その助けを提供するのがこの宗教の役割です。

ですから宗教の本質、役割というのは安心感を与えることです。ここ日本では様々な宗教がありますけれども、それぞれ尊重して、皆さん平和に安心感を持って過ごされています

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▼ダライラマ猊下と松山さん
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▼ローマ法王と松山さん
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日本のようにそれぞれの宗教を尊重し、互いに認め合える寛容性に世界の宗教家たちの注目が集まっています。そんな、素晴らしい寛容性を持つ我々日本人!この考えが世界で認められ、広まる事をねがいます。

松山さんのプレゼンは一見の価値ありです!
<動画はこちら>

この動画を観ると、日本人としての誇りが持てるような気がします!


出典:logmi.jp / youtube


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