一晩に見られる流星数は年間最多!「ふたご座流星群」…観測条件もここ数年で最高!

いよいよ、今年も年間最大の流星群である「ふたご座流星群」がやってきます!

「ふたご座流星群」といえば、「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」と並び、三大流星群と呼ばれています。中でも「ふたご座流星群」は一晩に見られる流星数としては年間最多の流星群とされています。下記の1時間あたりの流星数を比較しても、その数は圧倒的に多いですね!

(1時間あたりの流星数)
しぶんぎ座流星群:40
ペルセウス座流星群:50
オリオン座流星群:40
ふたご座流星群:80

ふたご座流星群の日本における観測条件は、ここ数年では「最高条件」

(見頃となる時間帯)
(第一候補)12月14日日没後~15日日の出(日本時)
(第二候補)12月13日日没後~14日日の出(日本時)

(極大時刻)
12月15日3時頃:極大時刻は日本で夜間となります。14日日没後から15日未明にかけて多くの流れ星が見られるそうです。

(見る方角)
流星の出現位置という意味では「どこでも構わない」ですが、月明かりがあるため「月が視界に入らない方向」でありながら、「市街地ではない方向」を見るのがおすすめです。

(月齢条件)
三日月程度なので、全く問題ありません。月齢条件は完璧です。月明かりに邪魔されることなく観測できるそうです。

ここ数年では「最高条件」が整っているそうです。月明かりもなく極大も日本で夜間と文句なし。同様の条件が揃うことはしばらくの間ないそうです。条件が比較的良くなるのは2018年のようですが、今年のような条件が揃うのは、2023年や2026年(2026年の方が好条件)ということなので、今年は見逃せないですね!!

「ふたご座流星群」かどうかの見分け方

上の図は、12月中旬22時頃の、ふたご座流星群の放射点付近の星空を示しているそうです。実際の空で放射点の位置を探してみましょう。まわりにある明るい星とも見比べながらふたご座のカストルとポルックスが見つかれば、放射点の位置はすぐに分かるとのこと。流星の軌跡を反対の方向にたどり、「ふたご座流星群」の放射点を通れば、「ふたご座流星群」の流星の可能性が高く、通らなければふたご座流星群の流星ではないとのこと。

観察の際には、ここに注意!

・望遠鏡や双眼鏡などは必要ありません。肉眼で観察できます。望遠鏡や双眼鏡を使うと視野が狭くなってしまうため、流星の観察には適しません。
・屋外に出てから暗さに目が慣れるまで、最低でも15分間は観察を続けるようにしましょう。
・寒い季節ですので、寒さ対策は万全にしましょう。
・レジャーシートなどを用意して、寝転がったまま観察することをおすすめします。立ったままで長い時間観察をすると、首が疲れます。

ちなみに、以下の動画は2014年12月14日、岡山天体物理観測所で撮影された「ふたご座流星群」のタイムラプス動画です。

<動画はこちら>

出典:YouTube

年間最大の流星群「ふたご座流星群」は見逃せませんね!流星の数も多いだけに、願い事もたくさん叶うのではないでしょうか!?


出典:www.amro-net.jp / www.nao.ac.jp / www.nao.ac.jp


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