「益城町を甲子園に」町民と一緒に戦うも夢破れ号泣…震災時にはボランティア

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「益城町を甲子園に」

町民と一緒に戦うも夢破れ号泣…。震災時にはボランティア活動にも参加し、益城町と一体となって甲子園を目指した熊本の鎮西高校についての話題をご紹介します。


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「益城(ましき)町を甲子園に」。この合言葉で夏の高校野球熊本大会に挑んだ鎮西が7月18日、敗退しました。町民も球場で一体となって声援を送りましたが、甲子園へ行く夢を果たすことは叶いませんでした。

熊本地震でグラウンドが被災、野球どころではない日々…

4月に発生した熊本地震。熊本県益城町にあるグラウンドは被災。地面に多くの亀裂が入り練習ができない日々が続きました。その間、選手たちは益城町でボランティア活動に取り組みました。休校期間中のうちの11日間、町のボランティアセンターに連日通い、物資の運搬や段ボールベッドの設置などを手伝ったといいます。

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ボランティア活動の中で芽生えた町民への思い

町民と交流する中で、次第に部員の心の中には「益城町のために」「今まで支えてくださった人達のために何かできることはないか」という気持ちが芽生えたといいます。そして、「甲子園に行って自分たちの頑張る姿を見せることが一番の恩返しになる」と心に誓います。

ボランティアが名札を肩に貼ることから着想した部員が、「益城町を甲子園に」と記した黄色いテープを肩に貼ることを始めました。

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こちらは部員の意気込みや練習模様、益城町でのボランティアの様子の動画です。


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決戦の日、敗戦するも「勇気をもらった」と町民の声

初戦はサヨナラ勝ちで突破した鎮西。しか2回戦でシード校の千原台との対戦で9-1で7回コールド負けを喫してしまいます。序盤に連打で点差を広げられ、中盤に1点を返すも力尽きました。

部員をボランティアに受け入れた町社会福祉協議会の職員らは、「ボランティア活動ありがとう」などと書かれたパネルを掲げて応援。「一生懸命なプレーに勇気をもらった。おつかれさまと言いたい」と熱いプレーで町民を勇気づけてくれた部員たちに感謝していたそうです。

試合の際、スタンドの控え部員は「益城町を甲子園に」と記した黄色いテープをユニホームの肩に貼り、試合に出場した選手たちはアンダーシャツの肩に貼って試合に臨んでいたそうです。

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これまで甲子園には、春夏計7回出場の鎮西。試合後、上田大雅主将は「益城はまだ復興途中。今後もできることをやりたい。益城町を甲子園に連れて行く思いは後輩に託した」と語っていたそうです。

大きな地震に見舞われ、まともな練習もできない中、それでも町民と一体となり目指した夢の甲子園。結果は残念でしたが、部員たちの熱いプレーは益城町の方々を勇気づけたと思います。本当にお疲れさまでした。夢は続いていきます!

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出典:twitter.com / headlines.yahoo.co.jp


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