
出典:readyfor.jp
福島第一原発から、わずか22㎞の距離に位置する「高野病院」福島県広野町内で唯一事故後も地域に留まり、被災地の医療を守っていました。しかし昨年末に、”高野院長”が火災でお亡くなりになり、現在「高野病院」では、院長・常勤医不在の異常事態が続いている。この状況を重く見た広野町は、ネットでクラウドファンディングでの支援要請を開始しました。
現在の医師はボランティア
現在は、南相馬市立総合病院の医師たちによって、高野院長の遺志を継ぐ「高野病院を支援する会」が発足。全国からボランティア医師を募集し、ボランティアの医師のおかげでなんとか高野病院の約100人の入院患者を含む医療は継続されています。
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町は、無償で医療に従事してくれるボランティア医師の為、交通費・宿泊費等を負担するべく、クラウドファンディングを立ち上げました。今後も常勤医のいない状態は続くと思われるので、ある程度の財源を確保しなくてはなりません。
クラウドファンディング
クラウドファンディングは9日に立ち上げられ、わずか1日で目標金額の250万円を達成。現在も募集は継続され2月28日まで募集されています。
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支援金はふるさと納税扱いになります。
ジャーナリストの津田大介さんも、いち早くこのクラウドファンディングへの支援をTwitterで呼びかけておられました。
原発事故後も唯一地域にとどまり地域の住民の健康を守って来た高野病院の院長が先日亡くなり、院長・常勤医がいなくなり地域医療が危機に瀕してます。それを支援するクラウドファンディングが始まりました。ふるさと納税の対象にもなります。皆様ぜひ。https://t.co/ALob5Ns49c
— 津田大介 (@tsuda) 2017年1月9日
目標金額を超えた金額は、広野町ふるさと応援寄附金事業の「健康で安心して暮らせるまちづくり事業」への寄付として、保健・福祉・医療体制の充実などの事業へ活用されるそうです。
広野町では、今後も医療の支援は必要となってくるはずです。1口3,000円から支援可能なクラウドファンディングでぜひ支援に協力してみてはいかがでしょうか?
広野町への寄付プロジェクトはこちら
出典:readyfor.jp / twitter