
6月1日、日本年金機構が年金加入者情報の流出を発表しました。それを受けて懸念されていた「なりすまし」が疑われるケースが早くも表面化。警視庁は6月2日、年金機構の職員を名乗る不審な電話が2件あったことを明らかにしています。
日本年金機構から加入者に電話をかけることはない
警視庁麻布署によると、2日午後2時頃、東京都港区の高齢女性宅2軒に機構職員を名乗る男から電話があり、男は「家族構成の確認をします」「年代別の調査をしています」などと話していたとのこと。いずれも女性が「本当に年金機構の職員か」などと尋ねると電話を切ったようです。警察庁では「日本年金機構から加入者に電話をかけることはなく(情報が流出した加入者には日本年金機構から文書で通知)、現金の振り込みを要求されることもない」と注意を促しています。
警視庁犯罪抑止対策本部は、Twitterで注意を呼びかけ
(日本年金機構では、外部からの不審なコンタクトがあった場合に連絡を求めております。専用電話窓口(コールセンター)電話番号:フリーダイヤル 0120-818-211
受付時間:8:30~21:00(平日及び土日))(甲) https://t.co/Xpy17elhmh
— 警視庁犯罪抑止対策本部 (@MPD_yokushi) 2015, 6月 2
(「年金情報流出の謝罪金を振り込む。ATMで手続きができるのでコンビニのATMから電話してください。」など言われたら、間違いなく詐欺です…)(甲)
— 警視庁犯罪抑止対策本部 (@MPD_yokushi) 2015, 6月 1
(流出した年金情報を抹消するのにお金がかかるという詐欺の手口が出るような気がいたします…)(甲) https://t.co/OtENL3CHxD
— 警視庁犯罪抑止対策本部 (@MPD_yokushi) 2015, 6月 1
不審な電話があった場合、専用電話窓口へ
日本年金機構は不審な電話があった場合、専用電話窓口に電話するよう呼びかけています(本人確認できれば流出したかどうかを回答)。
詳しくは日本年金機構「日本年金機構の個人情報の流出について」をご確認ください。