
無償の優しさというものが何なのかを教えてくれる素敵な話題が中国から届きました。
浙江省の屋台の店主とホームレスの男性の間で7年間続いている温かい物語をご覧ください。
バレバレの偽札を受け取る店主
若い男性店主が営む屋台にはいつも麺を買いに来る一人の常連客がいます。その常連客というのは、経済的な貧しさからお金を持っていないホームレスの男性。
出典:YouTube
では、どうやって麺を買っているのか?疑問に思いますよね。
屋台に麺を買いに来るホームレスの男性は、“お代”としてあるものを渡すのです。
出典:YouTube
それは手書きで描いた自作のお札。誰が見ても一目で偽札だと分かりますよね。
もちろん店主もこれが偽札であることは知っています。それでも店主は男性を責めたり警察に通報することなく、お代としてこの偽札を受け取り、笑顔で男性に麺を売ってあげているのです。
一度や二度の出来事ではありません。屋台が移動した時にもホームレスの男性は場所を見つけ出し、店主のもとにこれまで7年間も通い続けているのです。
店主「彼の絵の才能は素晴らしい」
出典:YouTube
自分にも生活があるからと拒否することもできる店主。しかし、この若い店主は男性の行いを非難するどころか「彼の絵の才能は素晴らしい」「神様から与えられたものなんだろう」と男性の絵を称賛し、男性が本物のお金を持っているかどうかは全く問題にしていないと話しているそう。店主の無償の優しさに感動しますよね。
ちなみに、ホームレスの男性は時折現金を持ち合わせていることがあるようで、そんな時は手書きの偽札ではなく本物のお金を支払って麺を買っているみたいです。
心が温かくなった
店主の振る舞いや考え方に心が温かくなりました。学ぶこと、気付かされることがありますよね。
またホームレスの男性は騙すためではなく誠意を表すために手書きでバレバレの偽札を自作したのかな、という気がしました。男性の生活状況が良くなり、麺を買うのに店主公認の偽札が必要なくなる日が訪れることを願います。
動画はこちら
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
出典:YouTube(流浪汉大爷用手绘纸币买面条, 面条老板:7年了,一直都卖给他!)