10年以上ぶりの妊娠

 

10年以上ぶりの妊娠での臨月の話です。41歳での妊娠で新型コロナウイルスの流行もあり、不安な妊娠生活でした。不安なときはいろいろなネット記事を読んで余計不安になったり、元気になったりしていましたが、あと少しで赤ちゃんに会えると家族皆で楽しみにしていました。そんななか、妊娠39週に入ってすぐに異変が起こったときの体験談をお伝えします。

 

久しぶりの妊娠! 家族で楽しみに

私は41歳で、夫と子ども3人の5人家族です。お兄ちゃん・お姉ちゃんたちも大きくなり、妊娠報告したときは涙を流して喜んでくれました。そして、雑誌付録の妊娠週数カレンダーに毎日印を付けて、おなかに話しかけてくれていました。新型コロナウイルス感染予防で健診も付き添いができなくなり、エコーも見られませんでしたが、写真や大きさを報告すると毎回喜んでくれていました。

 

しかし私自身は内心、10年以上ぶりの出産のため、本当に順調なのか、赤ちゃんの障害などへの不安があり、毎日ネットでさまざまな体験や記事を読んでいました。いろいろなことが書いてあるネットで余計不安になったり、元気をもらったりしていました。

 

そして、思った以上に順調で臨月に入り、「もうすぐ会える!!」と子どもたちと胎動を見たりおなかに触ったり赤ちゃんに話しかけたりしてコミュニケーションを楽しんでいました。

 

今日は赤ちゃんがあんまり動かない…?

妊娠39週に入ってすぐのある日、なんだか今日は胎動が少ないなぁと思っていましたが、全然動かないわけではないし、臨月に入ると少なくなると聞くのであまり気にしていませんでした。

 

夜、毎日の日課で「赤ちゃん動いてる?」と顔を埋める娘。「んー今日はあんまり動かないのよねー」と気になり始めて、そこから毎日続けていた胎動カウントを開始。10回の胎動にかかる時間を測ったのですが、1回目もなかなか動かずやっと動いても30分で8回。シャワーを浴びて温めたら変わるかと思い浴びてみたものの、胎動なし。直近の胎動から1時間半が経ち、胎動があり過ぎて痛いくらいだっただけにドンドン心配になりました。

 

布団で横になり胎動に集中したり、動いたりいろいろしてみました。その時点で深夜3時前。しかも土曜日です。病院に連絡してみるか、2日後の健診まで様子を見るか、葛藤しながらまたネットで調べました。ネットでは胎動減少の危険が書いてありました。「やっぱり病院に連絡しよう!!」と意を決して電話しました。すると助産師さんが「モニターはすぐできます」と言うので病院へ向かいました。

 

緊急帝王切開で出産

緊急帝王切開

 

病院ですぐモニターを見てくれたのですが、心音が聞こえて安心して涙が出ました。しかし、「ほんとだねー動かないねー」と助産師さんも気にしていました。そしておなかが張ると赤ちゃんの心拍が急激に下がると。

 

するとバタバタと先生が走ってきて「危ない」と話しているのが聞こえました。何??と動揺する私でしたが、「赤ちゃんが今すごく苦しくて弱ってるから帝王切開します」と先生。言葉の意味はわかるけど理解できない私。そこから、ほかの先生や助産師さんもきて手術室へ。

 

緊急帝王切開。心の準備もできていないままでしたが、赤ちゃんのことが心配でパニックでした。赤ちゃんが出てきて泣き声が聞こえました。「泣いてる……」としか言えませんでしたが、涙が溢れました。

 

いつの間にかNICUの先生も駆けつけていて、赤ちゃんは市立病院へ搬送すると聞かされました。そして先生が「思ったより赤ちゃんの皮膚の色も状態も良いので安心しましたが、念のため連れて行きますね。早くお母さんの元へ帰れるようにしますからね」と赤ちゃんに会わせてくれました。「生まれた……」と手を伸ばしましたが、触ることはできませんでした。「よろしくお願いします」と伝え、救急車の音でわが子との別れを実感しまた涙が出ましたが、その後は縫合などの処置に移りました。

 

赤ちゃんが無事でよかった!

緊急帝王切開から10日後に私は退院し、それから14日がたちましたが、まだ赤ちゃんは市立病院に入院しています。毎日会いに行って母乳を届けていますが、回復室で管なども繋がれておらず、元気そうです。3日後の検査次第で退院できそうということなので、家族皆で赤ちゃんが帰ってこられる日を心待ちにしています。心配もありましたが、私の地元では1番の総合病院、NICUでしっかり診てもらえてよかったと思っています。そして何より赤ちゃんが無事でいてくれてることが1番よかったと思っています。

 

今回の原因はまだわかっていません。先生のお話では胎盤の早期剥離か、へその緒の血栓など何かが起こったか……とのことでした。ですが、個人産婦人科の先生もNICUの先生も「お母さんが胎動減少に気付いて良い判断をしたと思います」と言ってくださいます。私は昼のうちに病院に行ければ赤ちゃんが苦しい時間も少なかったのに……また、もしあのとき次の健診まで……と判断していたらと思うとゾッとします。

 

 

経産婦で問題なく生まれるのが当たり前だと思っていましたが、何が起こるかわからないと痛感しました。赤ちゃんからのメッセージである胎動の大切さ、何かあればすぐに病院へ行くことの大切さを改めて感じました。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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イラスト/sawawa

監修/助産師REIKO


著者:まえだ ゆか

18歳、15歳、12歳の3児の母。久しぶりに4人目の女の子を高齢出産。 家事、育児の合間に自宅でハンドメイド作品を制作、販売。 自身の体験談を中心に執筆。

 


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