「どうか1日でも長くおなかにいて!」前置胎盤と診断され、突然の出血で危険な状態に…

 

長男を妊娠中、私は前置胎盤の診断を受けました。突然の出血やおなかの張りなど、決して順調とは言えない出産をむかえることになりました。前置胎盤と診断されてから出産に至るまで、私が体験したことをお伝えします。

 

夜中に突然の出血!

私は妊娠27週の健診で、先生から前置胎盤だと告げらました。もうこの時期だと胎盤の位置は大きく動くことはないので、帝王切開での出産も確定。里帰り出産の準備も早めに済ませて、あと数日で実家に帰るという妊娠29週をむかえたある日の夜中、突然の嫌な予感で目覚めました。

 

トイレに行って確認してみると、予感的中、出血していたのです。「前置胎盤は出血すると危険」という知識はあったものの、突然のことにパニック! とにかく慌てて病院へ電話をしました。

 

「1日でも長くおなかにいて」と願う日々

それまで通っていた産婦人科クリニックでは十分な対応ができないということで、なんと救急車で大学病院に運ばれることに。人生で初めての救急車にきょろきょろとしつつ、とにかくおなかの子の無事を願い続けました。結局、「今はいったん出血が止まっているけれど、次に出血したらすぐに帝王切開をしないと危ない」ということで、即入院になりました。

医師からは「まずは妊娠34週を目指しましょう」とのこと。おなかが張ると出血の可能性が高まるので、尿道カテーテルが挿入され、絶対安静の入院生活。張り止めの点滴の副作用で、頭はもうろうとし、常に心臓はドクドクと速く動き、手の震えが止まらず、とにかく横になって目を閉じて時間をやり過ごすしかありません。

 

不安に押しつぶされそうになりながら、ただただおなかの子に「1日でも長くおなかにてね」と願い続けました。

 

生まれてきてくれてありがとう

最初は妊娠34週での帝王切開を目指していたものの、おなかの張りの頻度が高く、次は「妊娠32週まで頑張りましょう」という目標に。目標を下げなければいけないことが悔しく、涙することもありました。「でも今はできることをやるしかない」と前向きに気持ちを切り替えた矢先に、なんとまたしても出血が……。

 

結局、妊娠30週で緊急帝王切開をすることになってしまいました。妊娠34週はおろか、妊娠32週までも耐えきれなかった自分の体が悔しくてたまりませんでしたが、帝王切開で生まれてきた息子の元気な泣き声を聞いたとき、とにかくほっとして、「生まれてきてくれてありがとう」という感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

 

在胎30週の早産で生まれた息子は、2カ月ほどNICUにお世話になりました。早産児には珍しくない先天性の心疾患を患っていたので、その後も治療や手術を受けることに。そして現在7歳になる息子は、とても元気なサッカー少年になりました。あのとき病院で私たちを救ってくれた方々と、子どもの強い生命力に心から感謝しています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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監修/助産師REIKO


著者:木梨あかり

7歳、1歳の男の子兄弟の母。不妊治療、早産、海外での子育て、年の差育児など、自身の体験をもとに執筆中。


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