ママと娘

 

私たち夫婦はなかなか子どもができず、体外受精を受けてやっと娘を授かりました。待ち望んでいたわが子はとてもかわいく、どこに行っても「うちの娘が1番かわいい」と本気で言ってしまうほど、夫婦揃って親バカに。娘だけに使える時間をたっぷり取りたいと考えた私たち夫婦は、しばらくは第2子は望まず、娘をひとりっ子として育てることにしました。しかし、このことで、まさか娘の良いところが見えなくなるとは思ってもいませんでした。

 

うちの娘は天才!? 親バカ炸裂!

私は娘の成長記録を毎日育児アプリで夫や遠方に住む両家のじいじ、ばあばに共有していました。日々感じる娘の成長に私たち夫婦だけでなく、じいじとばあばも大喜び! 娘のできることが増えるたび「すごい! 天才だね!」と育児アプリ上でコメントしあう毎日を送っていました。

 

特に絵本やお絵かきが好きな娘は、3歳になるころには平仮名を読むことができ、鉛筆も正しい持ち方ができるようになっており、そんな娘を私たち夫婦は誇らしく思っていました。

 

幼稚園で知ったきょうだいがいる家庭の様子

娘は幼稚園の満3歳クラスに入園しました。入園してすぐに仲良くなった女の子は4歳上にお兄ちゃんがいる子で、私もその女の子のママとよく話すように。 ある日、その女の子のママと普段の生活リズムの話になり、娘が20時には寝ていることを話すと、女の子のママは「ひとりっ子だもんね。うちはお兄ちゃんもいるから寝る時間が遅くなっちゃって」と話していました。

 

子どもが複数人いる家庭の生活をまったくイメージできていなかった自分にびっくりし、きょうだいがいる家庭では喧嘩などが日常的にあるだろうし、子どもの人数だけ手間もかかって、寝る時間も遅くなるだろうなぁと思いました。

 

「ひとりっ子はできて当たり前」と思ってしまうように

今思えば、かなり偏った考え方だったと思うのですが、この女の子のママと話したことをきっかけに、私は「うちはひとりっ子なんだからできて当たり前」という認識になってしまっていました。そのため、規則正しい生活は当たり前。好き嫌いなく食べることは当たり前。トイトレが進んでいて当たり前。タオルくらい畳めて当たり前。

 

だって、教えてあげる時間があるんだから。そんな風に思いこむようになっていたのです。また、幼稚園のお友だちと遊ぶと、きょうだいがいる子のほうが複数人で遊ぶことに慣れているように感じ、お友だちといてもひとりで集中して遊び始めてしまう娘のことをほかのママに相談することもありました。

 

目が覚めた園長先生の言葉

娘は満3歳クラスに途中入園したので、入園して約半年後の年少さんに上がるタイミングで入園式がありました。そこで、園長先生からこんなお話があったのです。「どの子もかけがえのない存在です。誰かと比較して、わが子の育ちを測ることに意味はありません」。園長先生のこの言葉でハッと目が覚めるような感覚がしました。

 

そして、一生懸命園長先生のお話を聞いている娘の真っ直ぐな瞳を見て、「まだ3歳なのに、こんなにしっかりと先生のお話を聞けるようになっていて凄い。あなたの成長を、ひとりっ子だから当たり前だなんて考えてしまってごめんね」と思わずにはいられませんでした。

 

 

娘の成長を、私は「ひとりっ子だから当たり前」だと思っていました。しかし、園長先生の言葉でそれは間違った考えだと気づき、娘の素晴らしさを思い出すことができました。また、私自身もひとりっ子だからできて当たり前だというプレッシャーから解放され、以前よりも娘の良いところに気づくように。私に褒められる回数が増えた娘はうれしそうで、さらに「ごめんね」と思った出来事でした。

 

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監修/助産師REIKO


著者:小谷 かずえ

不妊治療を経て出産。現在3歳女児の母で元ウエディングプランナー。転勤族で九州在住し、ウエディング関係の記事や妊活に関する記事を執筆中。

 


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