「こんな生活で生きる甲斐があるのか」東京の“通勤地獄“をとらえた作品が話題

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「こんな生活で生きる甲斐があるだろうか」

そのように提言する写真集が話題となっています。何気なく過ぎていく毎日、通勤ラッシュも満員電車も当たり前の東京ですが、別の角度から見つめ直すことで、色々なことを感じさせてくれます。

こちらが、その作品です。
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作者は香港在住カメラマンのマイケル・ウルフさん。東京の通勤地獄のほか、香港の裏通りなど、大都市の実際をとらえた作品で知られています。「東京コンプレッション」というタイトルで取り上げた東京の通勤ラッシュをおさめたシリーズについて、ウルフさんは以下のように話しています。

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満員列車の窓に押し付けられた人々の顔。その表情は不快さをあらわにしたまま固まり、窓ガラスは結露で曇っている…。こんな光景についてウルフさんは、「悲惨な光景」と呼んでいます。

以下は、東京コンプレッションより。
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ウルフさんはこう言います。

東京の電車には、何人もの人がとても狭い空間に押し込まれている。ひどい状況だ。ラッシュアワーの満員電車には、2~3分ごとにさらに乗客が押し込まれる。私が撮影したのは、その結果向こう側の、すでに車内にいる乗客がどうなるかというところだ。人が次々と押し込まれ、乗客は背後の壁に押し付けられる。缶詰のいわしのようにぎゅうぎゅう詰めの、悲惨な生活だ。これは尊厳ある生活とはいえない。地獄の乗り物をのぞいているようだ。


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こんな生活で生きる甲斐があるだろうか

ウルフさんはこうも語っています。「東京の通勤ラッシュは世界中のどの都市よりも激しい。世界にはもっと全うに計画された都市がある。家賃が統制され、都市計画がたてられ、建物の高さも制限されている。問題なのは、一部の国際都市は、そこに住む人々よりも都市の発展のほうを重視しているということだ。私から見ると、東京ではだれもが貪欲過ぎて、その貪欲さが庶民に及ぼす影響など構っていない。これが結局自分たちにはねかえってくるのだろう。発展はプラスにもなり得るが、適切な方法をとる必要がある」。


そして、最後にこう付け加えています。

こんな生活で生きる甲斐があるだろうか。


作品を見る人には、そういう思いをめぐらせてもらえれば…と語っています。


ウルフさんの作品についての詳細はこちらをご覧ください。通勤ラッシュ、満員電車… 当たり前となっている暮らしの一コマですが、一歩下がって見つめ直すきっかけを与えてくれるような写真集ですね。個々により様々感じることがあると思います。



出典:www.cnn.co.jp / shashasha

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