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今年のプロ野球 パ・リーグで首位を独走しているソフトバンク。そのソフトバンクで活躍しているスタンリッジ投手が、日本の女の子を養子として迎え入れて話題となっています。
7月22日の試合後、この試合で好投しチームの勝利に貢献したスタンリッジ投手はヒーローインタビューを終えると、養子として迎え入れた兵庫県出身の女の子・ケインちゃん(2才)をグラウンドに連れ出して、スタンドのファンの前でお披露目しました。
目次
ケインちゃんとの出会いは2013年
神戸の児童福祉施設に預けられていた、生後間もないケインちゃんと出会ったのは、阪神からソフトバンクに移籍する直前の2013年。第2子が欲しかったというスタンリッジが申し出る形で、まもなく共同生活がスタートしたそうです。とはいえ、すぐに養子になるというわけにはいかず、まずは同居してお互いで適合できるか否かを施設の職員が定期的にチェックしていたとのこと。スタンリッジ夫妻には実子のキャッシュくん(6才)もいますが、2人の子供に変わらない愛情を注ぎ、法的な手続きも終え、正式な家族として迎え入れることになったようです。
この件に対して寄せられていた声
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養親には一生責任をもって守り抜く決意が必要
養親となる者には、配偶者があり、原則として25歳以上で、夫婦共同で養子縁組をする必要があります。また、離縁は原則として禁止されています。特別養子縁組になる子どものほとんどは、予期しない妊娠、貧困、学生、風俗、パートナーの裏切りなど、女性にとってはとても複雑で苦しい状況の中から生まれてくる子どもです。どのような環境で芽生えた命でも、将来どのような病気や障害が出ようとも、子どもの健全な成長発達にふさわしい家庭環境を提供し、自分の子どもとして一生責任をもって守り、愛情豊かに育てていく決意が養親には必要です。
今回の件について、里親委託などを行う兵庫県内のこども家庭センターはこう話しています。
報道による反響が大きいので、これが里親や養子縁組の認知が広がり、一人でも多くの子供たちの幸せにつながればうれしいことですね。
こうしたことが、里親や養子縁組がもっと知られる機会になり、制度に対しての理解が深まる良い機会になればいいなと思います。また、ケインちゃんにはスタンリッジ一家の愛情に包まれて健やかに育ってほしいと願います。