※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談をもとに作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
本記事は、夫のSNS “ 趣味アカウント ” を覗いたことから、思いもよらない事実を知った女性の体験談です。
投稿者は、千葉県在住の30代主婦・Mさん。
夫は毎晩、パソコンに向かって何かを打ち込んでいました。
「趣味仲間とやりとりしてるだけ」と言っていたそのアカウントに、私は興味本位でアクセスしてしまったのです——。
目次
きっかけは“寝落ちしたパソコン”
ある晩、夫がリビングでうたた寝してしまい、ノートパソコンの画面が開いたままになっていました。
そこには、見慣れないSNS画面。
ID名は夫が以前話していた「趣味アカ」そのものでした。
何気なくタイムラインをスクロールしてみると、毎晩ほぼ同じ時間に更新された投稿がずらり。
しかし、それは趣味とは程遠い内容——。
「今日は◯◯ちゃんと電話できて嬉しかった」
「仕事で疲れてるのに、声聞いたら元気出た」
読み進めるごとに、読み進めるほど、指先が冷たくなり、呼吸が浅くなっていくのを感じました。
毎晩続く“二人だけの交換日記”
投稿はすべて、特定の相手への一方的なメッセージのような文章。
しかもコメント欄には、必ず同じユーザーからの返信がありました。
「私も楽しかったよ♡」
「早く会いたいな」
まるで二人だけの交換日記。タグには趣味関連のキーワードが付いていましたが、内容は完全にプライベートなやりとりです。
スクロールすればするほど、二人の距離感は近くなっていき、投稿には「次はどこに行こうか」といったデートの計画まで書かれていました。
趣味仲間のはずが…
頭の中では「ただの友達」「趣味の仲間」という夫の言葉がぐるぐると回っていました。
しかし画面の中のやりとりは、それを完全に否定しています。
しかも写真付きの投稿もいくつかあり、そこには女性の後ろ姿や、見覚えのない食事、ホテルのような部屋の写真まで。
日付を見れば、私が実家に帰省していた日や、夫が「残業」と言っていた日に一致していました。
直接問い詰める前に
感情のままに夫を起こして問い詰めたい衝動を必死にこらえ、私はスマホで画面を撮影していきました。
やりとりの内容、写真、日付、そして相手のプロフィールページまで。
相手のアカウントを覗くと、そこにも夫とリンクする投稿が多数。
「今日は◯◯くんに会えて嬉しかった」
「早くまた会いたい」
二人が互いの存在を生活の一部として投稿し続けていたことが、嫌でもわかりました。
真実の告白
数日後、冷静に証拠を整理してから夫に切り出しました。
「趣味アカって、こういう使い方をしてたんだね」
夫は最初、「ただの冗談」「文章だけの関係」と言い訳をしましたが、私が画面を突きつけると観念。
「最初は本当に趣味の話だけだった。でも、気づいたら毎日連絡を取るようになってた」と白状しました。
別れの決断
夫の言葉を聞いても、私の中で何かが戻ることはありませんでした。
「趣味仲間」という言葉の裏に、毎晩更新される“二人の日記”が隠されていた事実は、消えることがないからです。
私は離婚を決意し、弁護士に依頼。
慰謝料と養育費の取り決めを行い、家を出ました。
新しい生活へ
今は娘と二人、静かな夜を過ごしています。
もう、隣で誰かがパソコンを打ち続ける音に、不安を感じることはありません。
あの “ 趣味アカ ” でのやりとりは、私にとって裏切りの証拠であると同時に、離婚への背中を押してくれた決定打でもありました。
まとめ:趣味アカウントも油断ならない
今回のケースから学べることは——
★「趣味仲間」という言葉の裏に、個人的なやりとりが隠れていることもある
★SNSの投稿時間や内容は、行動パターンと照らし合わせると真実が見えてくる
★証拠は感情に流されず、冷静に集めることが大切
Mさんにとって、夫の “ 趣味アカ ” は、信頼が壊れる瞬間を毎晩刻まれる “ 秘密の記録 ” でした。
そしてそれを見た夜が、新しい人生の始まりになったのです。