緊急通報ダイヤルへ女性からまさかのピザの注文、オペレーターが機転を利かせ犯罪発覚へ

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イギリスのメディアMetroが、ある日に緊急通報ダイヤルに寄せられた1本の電話の模様を伝えています。

以下は実際のやりとりです


オペレーター:911です。どちらで緊急事態が発生しましたか?
女性:メインストリートの123番地です
オペレーター:OK、そこで何が起こっているのですか?
女性:ピザを注文したいのですが
オペレーター:奥さん、あなたは911に電話していますよ
女性:はい、わかってます。ラージサイズのピザをサラミ、マッシュルームとピーマンのハーフアンドハーフでお願いできますか?
オペレーター:う~ん...申し訳ありません。あなたは911に電話をしていることを分かっていますよね?
女性:はい、どのくらいかかりますか?
オペレーター:OK、奥さん。そっちは大丈夫? 緊急事態なの?
女性:はい
オペレーター:誰かがそこにいるから、正直な話ができないの?
女性:はい、そうです。どれくらいかかりますか?
オペレーター:そちらまで約1.6kmの距離に警官がいます。あなたの家に武器はありますか?
女性:いいえ
オペレーター:このまま会話を続けることはできますか?
女性:いいえ。それでは、ありがとう


ドメスティックバイオレンスの被害にあっていたことが判明

この電話のあとに、オペレーターは電話がかかってきた住所を検索し、過去に家庭内暴力事件に関する履歴があることを調べました。すぐに警官がその住所に急行したところ、ひどく暴力をふるわれた女性と酔っぱらった男性を発見することになりました。その後このオペレーターは「このトリックを使った女性は賢かったと思う。最も印象に残る通報のひとつだ」と語っていました。

緊急通報ダイヤルにピザの注文がかかってきたら普通であればただのイタズラと思ってしまいそうなところですが、こういった緊急通報では予想もしない出来事が起こってしまう場面もあるのでしょう。生命の危機が関わってくるオペレーターには咄嗟の判断力や決断力、それを養う経験が必要な重要な仕事だと改めて感じます。

皆さんはどう感じたでしょうか?

出典:metro.co.uk

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