日本の中2は数学の“得意率”がダントツに低くて“平均点”は高い…謎の相関関係に反響続々

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日本の中学2年生は、数学の得意率がダントツに低くて平均点は高い…。この相関関係が@tmaita77さんのツイートを発端としてTwitterで話題になっていたのでご紹介します。

ここでいう「得意率」とは、その名の通り、自分が「数学が得意」と思っているか否かを表す値としています。まずはこのツイートをご覧ください。

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中2男女の数学得意率(グラフでは肯定率)の国際比較です。日本の中2は、縦軸の女子の肯定率・横軸の男子の肯定率ともに、世界各国と比較してダントツの低さです。数学に対して、日本の中2男女は苦手意識が強い傾向(得意だと思っていない)が顕著に出ています。

また、韓国や香港、台北も日本よりは得意率が高いですが、世界各国と比べると低いです。アジアは総じて数学に対して自信を持てていない傾向にあるのでしょうか。


次に、このツイートをご覧ください。

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縦軸が数学の※平均点で、横軸が数学の得意率を表すグラフです。これを見ると、日本の中2の平均点は高いです。韓国や香港なども高くなっていますね。比べて、得意率が一番高かったヨルダンに関しては平均点が低いです。日本の生徒は数学の学力があるにも関わらず、得意だとは思っていない…というわけです。

※平均点:IEA(国際教育到達度評価学会)が5年おきに実施している「TIMSS」=各国の数学と理科の学力を計測する調査。対象は小学校4年生と中学校2年生。

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高い理系学力を育てても、理系職に就こうという意欲がわかない…。確かに、そういうことも1つの問題として浮かび上がります。


(この件に対して寄せられていた声)

・日本人は謙虚だからってのもあるんじゃない?あるんでしょ?ねぇ!ねぇ!

・いやこれ、日本の中学生がアメリカに行ったらヨルダンぐらいの値にはなると思うわ。この強烈な劣等感こそが問題。

・これはあれよ。日本人にとって「得意」のハードルが馬鹿みたいに高いのもあると思うんだ。出来て当たり前、全教科90点取る奴は数学得意とは言わず、数学だけ90点取って他は壊滅な奴は得意と言う。結論として大人は子供を褒めろ。

・数学というのは理論組み立ての訓練で、言ってしまえば脳トレなのだが。まあ、日本の議論が感情のぶつけ合いに終始する理由がなんとなくわかるな。

・考えるプロセスをトレーニングせず、一問一答的に解法だけ暗記させりゃこんなもんでしょう。教える側もそう育てられてると、方向転換は容易では無いのかも。


数学が「得意だ」と答える子供たちが多いほど、数学の学力も高いと思いましたが、データを見ると逆になっていることは意外でした。


「できない子」が強制的に生み出される教育環境

とある中学生の数学教諭が、こんなことを話していたそうです。

本当は、教科書の後ろの問題ができれば十分なんだよ。社会生活を送れるんだよ。でも、高校入試で選り分けないといけない。それには奇問難問を出さないといけない。「できない子」が強制的に生み出される。困ったもんだよ。

出典:tmaita77.blogspot.jp

常に他人と比較される環境に取り巻かれている日本の生徒が、「出来の絶対水準」とは無関係に自尊心(自信)を剥奪される生徒が多くなるのも無理からぬことです。

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実力があるにも関わらず、過剰な相対評価により自信をなくしてしまうのであれば、非常にもったいない話ですね。@tmaita77さんのツイートからは、国際比較の意義も含めて、改めて教育環境について考えさせられました。



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