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「2人がいなければ命はなかった」
そう語ったのは、危うく命を落とす危機に直面しながらも、勇気ある2人の男性に救助された埼玉県上尾市の女性(73歳)です。
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農業用水路に乗用車で落ちた埼玉県上尾市の女性を救助したとして、久喜署は10月13日、救助した久喜市の会社員・桜本知孝さん(42)、鴻巣市の会社員菊池亮さん(34)に感謝状を贈りました。
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用水路に車が落ちるのを目撃
久喜署などによると、事故が起こったのは9月20日の午後3時頃。2台のトラックで鴻巣市の運送会社に戻る途中だったという桜本さんと、グループ会社の菊池さんは、久喜市下栢間の市道で対向車線を走っていた乗用車が道路を横切り、台風により増水した用水路に落ちるのを目撃したといいます。
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流された車は約80メートル先の橋桁の前で停止。この状況を見て追いかけていたという桜本さんらは、運転席で気を失っている女性に声をかけたといいます。
出なきゃダメだ!
この呼びかけで気を取り戻した女性。桜本さんらは女性に窓を開けるよう促し、開いた窓から女性を引きあげたといいます。そして、桜本さんらは積んでいた毛布やジャンパーを女性にかけ、救急車を呼びました。女性にけがはなかったそうです。
救助直後に車は水没…間一髪だった
ちなみに女性を救助した直後、車は水没してしまったようで、桜本さんらの助けがなければ、女性の命は危なかったかもしれません。女性は、実家のある羽生市からの帰りだったそうで「原因は分からないが、落ちた時に気を失い、気付いたら『出なきゃだめだ』と聞こえた。2人がいなければ命はなかった」と話しているそうです。
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この件を振り返り、桜本さんは「無我夢中だった」と当時の心境を回想。「命を救えたことが一番」と表彰時に語っていたそうです。偶然目の前で生じた緊急事態に対しての、迅速な判断と勇気ある行動。女性を救助したお二人には敬意を表したいと思います。