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シャンプーのボトルのギザギザは花王のアイディア…その背景にあった花王の企業姿勢に称賛の声が寄せられるなど話題となっています!
シャンプーの容器にギザギザ状のきざみがついていることをご存知でしょうか?このきざみは、触っただけでシャンプーとリンスを区別できるようにつけられたもの。目の不自由な方だけでなく、目をつぶって髪を洗う時に誰でも区別がつく便利なアイディアですよね。
これを考えたのは花王。消費者の間で「シャンプーとリンスの容器が同じで紛らわしい。形を変えて欲しい!」「洗髪時、目をつぶっていても区別がつくといい」といった声があり、そうしたニーズに応える形がギザギザのボトル開発だったとのこと。
シャンプーとリンス、シャンプーの方だけギザギザがついてるのは花王が考えたんだけど、特許を取らなかった。さらに他のメーカーに働きかけて、今ではどのシャンプーにもついてる。企業の利益より消費者の利便性を優先した姿勢は素晴らしいと思う。 pic.twitter.com/7B3BIAwz5y
— 山﨑 理 (@yamazaki_design) 2017年9月1日
これ初めに考えた花王凄いよなぁ
視覚障害もってる方の為に、シャンプーにはギザギザを、リンスは何もなしにして、触れただけでどっちがどっちってすぐに分かるように考えたらしいしさぁ
ユーザビリティってこういうことだよ— 黒猫 / iDeal (@iDeal96cat) 2017年9月2日
こうしたボトルが導入される前は、誤使用の実態調査で約6割の人が洗髪の時、シャンプーとリンスを間違えたことがあると回答していたといいます。
これのお陰で、シャンプーをした時に目をつぶっててもどっちか分かるんですよね
花王さん。ありがとう!— 福笑 (@smile106uvu) 2017年9月2日
業界で統一していないと消費者が混乱してしまう!
ボトルにきざみを入れるアイディアは素晴らしいですが、花王はこのアイディアを業界全体に呼びかけました。
シャンプー容器にきざみを入れるということが、業界で統一していないと消費者が混乱してしまうと考えたからです。そこで、シャンプーのきざみが業界統一のものとなるように、日本化粧品工業連合会を通じて業界各社にはたらきかけたそうです。
その結果として、現在ではほとんどのシャンプーに「きざみ」がつくようになっているといいます。
ホントだ!クラシエとサンスターも。 pic.twitter.com/oAg31Kv3le
— Hidepon (@hidema2o) 2017年9月1日
消費者の利便性を第一に考えたアイディアと、きざみの入ったボトルを広めるための活動。素晴らしいですね!
出典:kao / Twitter@yamazaki_design