水族館のショーで一度は見たことのあるアシカやオットセイ。みなさんはこの2頭の見分けが付きますか?
それにアザラシまで加わるともう何が何だか分からなくなってしまいますね。今回はそんな3種の違いをご紹介します!
目次
アシカとオットセイの違い
まずは超そっくりなこちらの2頭から!ちなみにこの画像はどっちか分かりますか?(笑)
正解はオットセイです!
そもそも同じ種類
実はこの2頭、種類自体は同じなんです!そりゃ似てるわけですよね~!
この2頭は「アシカ科」という種類に分類されます。アシカ科のアシカ、アシカ科のオットセイといった感じですね!
アシカの特徴
アシカはオットセイと比べると毛が硬くフサフサとはしていないです。遠くから見るとつるつるっぽくも見えます。
また、オットセイよりもやや体が大きいです。アシカとオットセイは本当に姿が似ているので分かりやすい違いはなかなかありませんね。
オットセイの特徴
オットセイはアシカに比べ毛がフサフサしていて、その毛で体の温度を保っています。毛づくろいもするようです。
また、耳がアシカよりも目立つことや、後ろ脚のヒレがアシカに比べて綺麗にそろっているなどの違いがあります。どれもかなり微妙な差で分かりづらいですね(笑)
アシカとオットセイは似ているがアザラシは全然違う
アシカとオットセイは種類も同じで分かりやすい違いも見当たりませんでしたが、アザラシはこの2頭とは全然違うようです!
アザラシは歩けない
まず一番の違いは歩けないことです!
アシカやオットセイが前脚や後ろ脚を使って歩くのに対し、アザラシは前脚を使って滑るか転がるようにして移動するようです。前脚も非常に短くて小さいのでアシカなどと比べると目立ちませんね。
その代わり後ろ脚が発達しており、泳ぐことはアシカなどより速いみたいです!
アザラシはアザラシ科
そもそもアシカやオットセイとは種類から違います。
アシカ科ではなくアザラシ科になります。種類が違うと分かりやすい明確な違いが出てきますね!
英語の名前でわかる違い
実はこの3頭、英語の名前にそれぞれの特徴が上手く出ています!
アザラシ:Seals
この「Seals」というのが一般的なアザラシのことを言います。
「True seals」とも言われるようです。この「Seals」が基本になってきます!
アシカ科:Eared seals(耳のあるアザラシ)
アザラシはアシカやオットセイと違い耳たぶのようなものがなく、その代わりに穴が開いています。
そのため、「Eared(耳のある) seals(アザラシ)」でアシカ科を表すんですね!ちなみに上の画像はアシカなのですが、たしかに耳がしっかり確認できますね。
また、アシカは「Sea lion」と言うようです。アシカのオスにはたてがみのようなものがあり、それを連想させることから「Sea(海の)lion(ライオン)」なんですね。
そして、オットセイは「Fur seals」。これは分かりやすいです!オットセイはふさふさした毛が生えているので「Fur(毛皮の)seals(アザラシ)」なんですね!
鰭脚類(ききゃくるい)は3種類
アザラシ科やアシカ科が属する海生哺乳類のグループを鰭脚類(ききゃくるい)と言います。
アザラシ科
後ろ脚が発達していて、左右の後ろ脚を交互に動かして泳ぐのがアザラシで、より水中での生活に適した体をしています。アシカやオットセイより効率的に水中を移動できるようです!
アシカ科
前脚が発達しており、前脚を左右同時に動かしながら泳ぐのがアシカ。前脚を上手く使って陸上をあることが出来ます!
セイウチ科
そして長いキバがあるのがセイウチになります。
トドとセイウチ
アシカやオットセイ、アザラシ以外にも見分けがつきづらいのがトドとセイウチ。
種類が違い、セイウチはセイウチ科になりますが、トドはアシカ科に分類されるようです。
簡単な見分け方はキバがあるかどうかです!長いキバが地面に向けて生えていればセイウチ、なければトドということになります。アシカやアザラシに比べるとずいぶん分かりやすいですね!(笑)
まとめ
似たような動物が沢山出てきて頭がこんがらがっちゃいそうでしたね(笑)アザラシやアシカ、オットセイなどなじみ深いと勝手に思っていましたが、いざ見分けるとなると全然分かりませんでした…。
水族館に行ってまた勉強しなおさないといけないですね!