「花を持たせる」の意味は?どんなときに使うの?語源は連句?

2019.9.24

花を持たせてくれる女子
「花を持たせる」の意味についてお話します。

「ここは○○さんに花を持たせるか~」「この前は○○くんに花を持たせてもらったな」……日ごろ何気なく耳にしたり使ったりしている「花を持たせる」という慣用句。意外とちゃんとした意味や使い方を知っているという方は多くないのではないでしょうか。

今回は「花を持たせる」の意味や語源、類義語、対義語などについて詳しく解説していきます!



慣用句「花を持たせる」の意味は?

花を持たされた女性
よく耳にする慣用句「花を持たせる」の基本的な意味とは?

「花を持たせる」の意味


「花を持たせる」とは、「人に名誉を譲る。その人を立てて功を譲る。」といった意味で使われる慣用句です。(参考:goo辞書

「花を持たせる」はどんな使い方をする?


「花を持たせる」の使い方としては、「後輩に花を持たせる」「自分の手柄だけでなく、誰かに華を持たせてあげられるような人間になりたい」などといった使い方をします。




「花を持たせる」の語源は?

花を持たせるの語源は?
ビジネスシーンなどでも使うことが少なくない「花を持たせる」ですが、その語源は一体なんなのでしょうか?

連句からの説が有力


「花を持たせる」の語源は、連句が元となっているという説が有力です。

連句とは、日本古来の言葉遊びの一種。1人が「五・七・五」の俳句と同じ字数でお題を振り、それを受けた下の句となる「七・七」をもう1人の人が返すという遊びです。

連句には季節や植物など自然のものを詠み込むことが風流とされており、特に花は重要な役割を果たします。しかも花はその場で連句を楽しんでいる人たちの中でもっとも位の高い人が詠むのが決まりとされていたため、ほかの人たちはその相手に花の句を譲るようにしていたことから、「花を持たせる」という言葉が生まれたとされています。

単純に花を贈る風習からという説も


また、日本古来の文化として成功した人に花を贈る風習が存在していたことが語源となったという説もあります。

花を持たせるの類義語は?

花を持たせるの類義語は?
日本人の慎ましさがよくあらわれている、「花を持たせる」という言葉。ほかにも同じような意味の言葉はあるのでしょうか?

「相手の立場を優先させる」の意味


「花を持たせる」のように、自分よりも相手の立場を優先させるというような意味の言葉には、「高く置く」「尊重する」「顔を立てる」などがあります。

基本の意味としては、相手の面目が保たれるように配慮したり、相手の考えを優先させるようなことになります。

「相手が主役になるよう取り計らう」の意味


より広い意味では、「相手が主役になるように取り計らう」といった意味でも使われます。

このような意味で使われる慣用句としては、「花道を飾らせる」「功を譲る」「脇に回る」「引き立て役になる」などが挙げられます。

また、「顔を立てる」は、こちらの意味でも使われることがある慣用句です。(参考:weblio辞書

花を持たせるの対義語は?

対義語は?
「花を持たせる」には、明確な対義語はありません。

明確な対義語はない?


相手に手柄や名誉を譲るというような意味合いのある「花を持たせる」ですが、対義語として当てはまる言葉はないとされています。

反対の意味に近い慣用句・ことわざ


しいて言うなら、相手に花を持たせずに自分が相手の手柄を横取りしてしまうことを示す「高名盗み」などが挙げられます。(参考:weblio辞書

さらに、相手の面目をつぶすようなことをする、相手の誇りを傷つけるなどといった意味合いの「顔に泥を塗る」「煮え湯を飲ます」なども挙げられます。(参考:weblio辞書

英語で「花を持たせる」は?

花を持たせるは英語では?
英語で「花を持たせる」のような慣用表現はあるのでしょうか?

英語での表現としては、「give ○○(相手を指す言葉)credit」「let ○○(相手を指す言葉) take credit for the success」などの表現になります。

【まとめ】花を持たせるの意味・語源は?

花を持たされた女性再び
ビジネスシーンなどでも使う機会がある「花を持たせる」という慣用句。その語源は意外にも雅な、日本の歴史を感じる文化にありました。

相手が目上でも目下でもかかわらず、誰かに花を持たせてあげられるような余裕のある大人になりたいものですね!

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