「目頭」がある部分はどこ?感涙をこぼしそうになることを「目頭が熱くなる」と言うけれど・・、涙腺のある場所ではなかった!!

感動の場面で用いられる「目頭が熱くなる」という表現。
ところが、目頭があるのは実際には涙が出てくる涙腺とは異なる部分だったりします。

ここでは、この「目頭」がある部分について解説します!

目頭ってどこ?

 

まずは「目頭」がどこにあるのか見ていきましょう。

目頭

「目頭」があるのは、目の中でも最も鼻に近い橋の部分です。
目が疲れたときなどにぎゅっと押さえる場所の付近となります。

まがしらとも読む

「目頭」は、”めがしら”という読み方と、”まがしら”という読み方があります。
目は昔から”ま”と読むことも多いようです。

まぶたなどがいい例ですね。
目(ま)を蓋(ふた)するので「まぶた」といいます。

目頭も同じくまがしらと読みますが、現在では”めがしら”という読み方の方が一般的ですね。

反対側は目尻

場所としては目の鼻に近い方の端ということで、基本的には目元の部分を指す「目頭」。
ちなみに反対側となる耳に近いの端は「目尻」になります。

涙が出る場所?

 

目頭が熱くなるという言葉は涙が出そうな時に使いますよね。
じゃあ目頭から涙が出てくるのか・・・そんなふうに思ってしまうかもしれませんがこれは違います。

涙というのは涙腺から出てくるもので、目尻の近くのまぶたの上、つまり目頭の反対側から出ているのです。
目頭は実は涙が入る場所なんですね。

目が疲れた時に押さえるイメージ

 

せっかく目頭について説明しましたので、目頭にある疲れ目に効くツボをご紹介しましょう。

睛明(せいめい)

睛明は、目頭の先端のくぼみ、鼻のつけ根の両端にあるツボです。
目を閉じて両手の人さし指で鼻の両側から押すようにはさむと、目の周辺のコリを取り、疲れ目を癒すという効果が期待されます。

足にも目に効くツボが

足の甲側の人さし指と中指の骨の間には、「眼睛(がんせい)」というツボがあります。
押すことによって涙の分泌量が減ってしまうドライアイなどの症状への効果が期待されます。

親指で押したり、反対側の足のかかとで押したりすると良いでしょう。

まとめ

 

目頭について説明してまいりましたがいかがでしたか?

普段何気なく使っている言葉でも、どういう部分を指している言葉なのか、あやふやだった方も多かったのではないかと思います。
そして目頭から涙が出ているわけではないというのも、また意外な事実でしたね。

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