「たくあん」と「たくわん」に違いはある?どちらが正しいのかわかりますか?

2019.11.15


コリコリとした心地よい噛み心地が癖になる食べ物……そう!たくあん!いやたくわんだっけ?あれ?どっちだっけ?

そう、日本人は口にする言葉と文字として書く言葉に違いがあり、どちらが正しいのかわからなくなることがあります。そこで、ここではみんな大好きたくあんについて違いなどを紹介します。



「たくあん」「たくわん」とは?


そもそもたくあんとたくわんって違いがあるのでしょうか。これに関しては先に結論を言ってしまうと明確な違いはありません。むしろどちらも同じ意味です。

漢字だと沢庵


基本的にはたくあんでもたくわんでも同じ意味があります。ただ、漢字で書くと沢庵となるため、より正しいのはたくわんではなくたくあんだという意見も多いですね。

もともと江戸時代に沢庵宗彭という名の僧侶が考案したことから、正しくはたくあんだと言われています。それでも世間一般ではたくわんでも普通に通じるので、違いはないに等しいですね。

大根のお漬物


たくあんとはどういうものなのかと言えば、大根をぬか床で漬けた日本発祥の漬物です。熟成発酵させたことで黄褐色になるのが普通で、主に天日干しした大根や塩分で脱水した大根を漬けて作るものです。




たくあんの発祥


たくあんは今でこそ日本人の食卓に並ぶことも多い定番の漬物ですが、そもそも発祥はどうなっているのでしょうか?

沢庵宗彭が考案


たくあんは江戸時代に活躍した僧侶の1人である沢庵宗彭が考案したと言われています。当時和尚として活躍していた沢庵宗彭が作ったもので、それが現代にも定着したという言い伝えがあるのです。

東海寺では「百本」と呼ぶ


世間一般ではたくあんと呼ばれますが、沢庵宗彭が創建した東海寺では禅師の名前を呼び捨てにするのは無礼ということもあり、百本と呼ぶこともあります。

別の説も


もともと名もない漬物だったが、徳川家康が訪れた際に提供したところ大変気に入り「名前がないなら沢庵漬けと呼ぶべし」と言ったという説もあります。

その他にも沢庵宗彭の墓石が漬物石の形に似ていたことから、その名前を取って沢庵と呼ぶようになったという説もあるなど、意外と由来に関しては様々な説が残っているのです。

たくあんとたくわんの違いは?


たくあんとたくわんの違いについて考えれば考えるほど、謎は深まるばかり……なんて大袈裟ですけどね。ただ、その違いを知っておくといつか役に立つかもしれません。

たくわんは口語


たくあんとたくわんの違いは、ただの発音の違いとなります。日本ではどちらも大根の漬物をそう呼ぶので、明確な違いというのは特にありません。

ただ、文章で書く場合はたくあんと表記するのが一般的で、会話する時などはたくわんと発音するのが一般的ですね。もちろんその逆もまた然り。

たくわんで変換しても沢庵が出る


パソコンやスマホで変換してみると、たくあんでも沢庵として変換できるしたくわんでも沢庵として変換できます。他にも日本語の中にはそういう言葉も多いですね。

ただ、機種によっては変換されない場合もあるみたいなので、ぜひパソコンやスマホがある人は試してみてくださいね!

たくあんを使った料理


たくあんはそれ単体でも漬物として十分美味しいのですが、日本ではたくあんを使った料理も多々あります。下記、たくあんを使った代表的な料理です。

新香巻


新香巻は海苔巻き寿司のことで、海苔の上に酢飯を乗せて、さらにその上に細切りにした具を乗せて細巻きにしたもの。日本では古くから親しまれている料理の1つですね。

いぶりがっこ


別名いぶしたくあん。秋田県で親しまれているもので、20日間ほど燻製にしただいこんを漬けた漬物です。口に入れると芳醇な香りが口に広がり、これだけでご飯もどんどん進みます。

遠州焼き


静岡県で食べられているたくあんを入れたお好み焼きのことで、刻んだたくあんの他に、肉類や魚介類を入れて焼くのが定番。独特な食感が心地よいのでファンも多いです。

サラダパン


マヨネーズで和えた細切りたくあんを挟んだ総菜パンのことを意味します。滋賀県で愛されるB級グルメであり、地元の人なら必ず食べたことがあると言っても過言ではないほどのローカルフード。

たくあんの枚数


たくあんは和食料理店などでは基本的に二切れずつ提供されることが多いが、これは侍たちが生きていた江戸時代から始まった習慣だと言われています。

一切れだけ出すと「人斬れ」、三切れになると「身斬れ」に通じるところがあるため、侍の間では縁起が悪いとされてきました。確かに辻斬りでもない限り、人斬りや身斬りなんて避けたいのが正直なところ。

その名残があって、現代の料亭などでも二切れずつ出すのが定番となっています。ただ、これは関東の文化となっており、逆に関西などでは縁起を担ぐという意味で三切れにすることもあります。

まとめ


たくあんはたくわんとの違いもなく、どちらも大根の漬物を意味するものです。あまりこの違いについて悩む人はいないと思いますが、それでも知っておくとちょっとしたウンチクになるので、ぜひ頭の片隅に入れて、漬物石で漬けておいてください!笑

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