冬を彩る「シクラメン」、その花言葉は怖いもの?プレゼントにはよろしくないとはどういうこと?

冬に色鮮やかな花を咲かせる植物、それがシクラメンです。
しかし、名前は聞いたことがあってもこれらシクラメンについてはあまり知らない人も多いのではないでしょうか?
事実、怖い花言葉も持つなど面白い一面もあるのがシクラメンです。

今回はそれらシクラメンについて詳しく解説します。
ここではシクラメンがどのような植物なのかをまとめつつ、花言葉などについてわかりやすく説明します。

シクラメンとは?

まずはシクラメンがどのような花なのかを見てみましょう。

シクラメンの特徴

シクラメンはサクラソウ科シクラメン属に分類される植物です。
冬に咲く花として知られ、日本でも愛されています。

特にシクラメンは花色が鮮やかで、寂しくなりがちな冬に賑わいと彩りを与えてくれる植物とされています。

シクラメンの開花時期

シクラメンの開花時期は10月~3月頃です。
特にシクラメンは寒い時期に咲く花として知られています。

日本は四季があって冬になると花を見かけることも少なくなりますが、シクラメンはまた別です。
そこはぜひ冬にも花を拝みたいなら、シクラメンを育ててみてはいかがでしょうか。

シクラメンの原産

シクラメンの原産は地中海地方とされています。
そのため、実は温暖な気候にも耐えられる植物です。
日本では寒さに強い花として知られていますが、もともとは地中海地方の穏やかな気候が適した植物なのです。

ちなみに、現地では多年草の球根植物として育てられています。

シクラメンという名前

ここからはシクラメンの名前について見てみましょう。

シクラメンの名前の由来

シクラメンは英名も同じ「cyclamen」となります。
これらはギリシア語で円を意味する「kuklos」に基づいていると考えられています。

事実、シクラメンは球根は丸い形状をしているのが特徴です。
つまり、名前はそれら球根の形状から来ているわけです。

シクラメンの別名①かがり火草・かがり火花

シクラメンは別名で「かがり火草・かがり火花」と呼ばれます。

これはシクラメンのそり返った花びらの形状から来ています。
事実、シクラメンの花姿を見たある貴婦人が「これはかがり火のような花ですね」と称したとか。

そこから日本の植物学者であった牧野富太郎が名付けたとされています。

シクラメンの別名①豚の饅頭

シクラメンは別名で「豚の饅頭」とも呼ばれます。

これはシクラメンを表す英語から来ているのだとか。
事実、シクラメンは英語で「sowbread」と表現されます。
この「sowbread」を直訳すると「豚のパン」という意味となります。

なぜ「豚のパン」と呼ばれるのか、その理由は豚がシクラメンの球根部分を食べていたことにちなむそうです。
ただし、シクラメンが日本に入ってきた当時、日本人にパンはあまり馴染み深いものではありませんでした。

そのため、饅頭という表現に変更されたようです。
それ以来、シクラメンは「豚の饅頭」と呼ばれているとか。

シクラメンの花言葉

ここからはシクラメンの花言葉についても見ておきましょう。

全般的な意味の花言葉

シクラメンの全般的な花言葉としては「遠慮」「気後れ」「内気」「はにかみ」などがあります。

これらの花言葉は雨から花粉を守るために下向きに咲くシクラメンの花が、恥らっているように見えることにちなむそうです。

色による花言葉

他にもシクラメンは色別の花言葉も設定されています。

赤いシクラメン

赤いシクラメンには「嫉妬」「愛情」「絆」などの花言葉があります。

これらの花言葉はそり返った花びらが炎のように見えることにちなむそうです。
まさに燃え上がるような人の感情を連想させた花言葉と言えるでしょう。

ピンクのシクラメン

ピンクのシクラメンには「内気」「はにかみ」「憧れ」などの花言葉があります。

これらの花言葉は全般的な花言葉と重複するものも多いです。
この花言葉の多くがシクラメンの見た目から来ているようです。

白いシクラメン

白いシクラメンには「清純」「誠実」「思いやり」などの花言葉があります。

これはシクラメンの花色から来ているのではないでしょうか。
事実、純白のシクラメンは何色にも染まっていない美しさがあります。

黄のシクラメン

黄のシクラメンは独自の花言葉が存在しません。
そのため、全般的な花言葉がそのまま黄のシクラメンの花言葉となります。

青いシクラメン

青いシクラメンの花言葉は「遠慮」「恥じらい」などです。
これもシクラメンの花姿や花色から来ているそうです。

紫のシクラメン

紫のシクラメンの花言葉は「想いが響きあう」「絆」となります。
こちらもシクラメンの花姿や花色から来たと考えられます。

贈り物とするには気を付けたいシクラメン

最後にシクラメンを贈り物にする際の注意点についてまとめます。

シクラメンは別れと解散をあらわす

シクラメンは別れや解散を表す花とされています。
そのため、人に贈るには不向きと言えます。

実際に離れたくない人に贈るのは避けたいです。

「死」や「苦」を連想させる

シクラメンは「“死”クラメン」や「シ“苦”ラメン」を連想させます。

それだけでなく、花色も血を想起させると言われています。
そのため、贈り物にするには向いていません。

くれぐれもシクラメンをプレゼントする際は注意しましょう。

まとめ

シクラメンはその美しさから、冬の花として愛されています。
しかし、実は花言葉の中には怖いものもあります。
それでいて贈り物としても不向きと考えられている植物です。

特にシクラメンが悪いわけではないですが、印象としてマイナスなイメージもあるため、人に贈る際は注意してください。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事