
「色仕掛けなんて、ドラマや映画の話でしょ?」
そう思っているあなたは、実は一番危ないかもしれません──。
ハニートラップ(=色仕掛けによる罠)は、現実にも数多く存在しています。
しかも最近では、男性だけでなく女性もターゲットにされるケースが急増中。
見た目の甘さに油断していると、気づいた時には“人生ごと持っていかれる”ことも…。
今回は、実際にあった「リアルなハニートラップ事例」を5つご紹介。
最後まで読むことで、あなた自身や大切な人を守るヒントになるかもしれません。
目次
1. 「部下からの相談」が地獄の入り口だった
対象:40代・男性・既婚
職業:中間管理職(IT系)
会社の若手女性社員が、仕事の相談をしてくるようになったのがきっかけ。
最初は真剣な悩み相談だけだったが、だんだんと食事や飲みに誘われるように。
ある日、ふたりで飲んだ帰りに「ホテルでゆっくり話したい」と誘われ、一線を越えてしまった。
ところがその後、女性側から「関係をバラされたくなければ、お金を貸して」と脅迫。
断ると職場にリークされ、左遷される結果に。
教訓:相談=信頼ではない。職場の“個人的距離感”には線を引くべき。
2. イケメンからのDMにハマったシングルマザー
対象:30代・女性・バツイチ
職業:パート勤務
SNSで知り合ったイケメン外国人からのDM。
「あなたの写真を見て一目惚れした」という甘いメッセージに心が傾き、やり取りを始める。
「今は国外にいて、軍の任務中。でも、帰国したら結婚したい」
そう言われ、信じきった女性は“入国準備費用”として合計50万円を送金。
当然、相手の姿は現れず。連絡も途絶え、警察に相談するも「国際詐欺の可能性あり」で終わった。
教訓:SNSの恋は慎重に。“写真がイケメン”=信用できる、は間違い。
3. 女同士の“心のすき間”を狙った優しさトラップ
対象:20代・女性・看護師
職業:夜勤の多い職場で疲労困憊中
夜勤続きでストレスを抱えていた頃、同じ寮に住む女性から「一緒にお風呂入らない?」と声をかけられる。
同性という安心感から、悩みを打ち明けるようになり、ついには“身体の関係”へ。
しばらくして関係を断とうとしたところ、「あなたの裸の写真がある」「同僚にも見せる」と脅される。
被害を訴えたが、同性間ということでまともに取り合ってもらえず、職場を退職。
教訓:ハニートラップは異性に限らない。“心の依存”から始まることもある。
4. キャバ嬢にハマって貯金ゼロ…からの闇バイト誘導
対象:20代・男性・大学生
職業:飲食アルバイト+奨学金で生活
大学近くのキャバクラで知り合った女性に夢中に。
「お店以外で会いたい」と言われ、デートを重ねるうちにプレゼント攻撃&生活費支援へ。
やがて借金がかさみ、彼女から「紹介するから1日だけのバイトしない?」と提案される。
内容は“現金の受け取り&運搬”というグレーな仕事。
最終的に摘発され、前科持ちになってしまった。
教訓:“好き”と“搾取”を混同しない。金銭が発生する関係は、常にリスクと背中合わせ。
5. “スピリチュアル詐欺師”の美しき罠
対象:40代・女性・経営者
職業:サロン経営(年商1000万円)
Instagramで知り合った“美しい占い師”とのDMから始まったやり取り。
「あなたには魂の課題がある。前世の因縁を清める必要がある」と言われ、リモートセッションを受ける。
セッション後に勧められたのは、20万円超えのパワーストーンや浄化グッズ。
さらに「高次の存在と繋がる儀式」への誘導で100万円単位の費用が発生。
気づいたときには総額400万円以上を支払っていた。
教訓:“不安を煽る言葉”には要注意。美しさや優しさの裏に“金のニオイ”がしたら、まず疑う。
なぜ人はハニートラップに引っかかるのか?
寂しさや承認欲求を埋めたい
自分は大丈夫と思っている“慢心”
目の前の快楽に、未来のリスクを見失う
これらが重なったとき、人は“自分から罠にハマりに行く”のです。
しかもハニートラップは年齢・性別・職業を問いません。
誰でも一歩間違えれば、**「ターゲットになる側」**なのです。
まとめ|“疑う力”が、あなたの人生を守る
ハニートラップは甘くて巧妙。
でも、必ず“ほころび”があります。
相手の言動が極端に優しすぎる
金銭やプライベート情報を求めてくる
あなたの孤独・欲・不安に寄り添いすぎる
このどれかに当てはまったら、一度立ち止まりましょう。
あなたのことを本当に想っている人なら、「損させる行動」は絶対にしないはずです。