※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
本記事では、「自分の時代が正しかった」と信じて疑わない義母に、何かと“昭和ルール”を押し付けられたある女性のモヤモヤ体験を紹介します。
投稿者は、大阪府在住の30代主婦・Aさん。
義母は悪気があるわけではないのかもしれませんが、子育てのことになるといつも「昔はこうだった」「これが正しい」と断言してきます。
今回は、そんな義母との日常と、やんわりかわしながら自分の育児方針を守る方法についてお届けします。
目次
義母の口ぐせは「昔はね…」
第一子が生まれてからというもの、義母は事あるごとに育児に口を出してくるようになりました。
「昔はね、母乳だけで十分だったのよ」
「赤ちゃんは薄着にして外で日光浴させなきゃ強くならない」
「泣いたら抱っこなんて甘やかし。放っておきなさい」
最初はアドバイスのつもりなんだろうと思っていました。
けれど、こちらが反論したり違うやり方を選ぶと、少し眉をひそめながら「今のやり方は軟弱だ」と言われるのです。
“昭和ルール”の押し付けにモヤモヤ
義母の言うことは、確かにその時代の一般的な育児法なのかもしれません。
しかし、現代では安全面や衛生面の基準が変わり、そのままでは通用しない方法もあります。
例えば——
・沐浴後にベビーパウダーをたっぷりつける(今は肌トラブルの原因になることも)
・生後すぐから外で日光浴(紫外線のリスクや熱中症の危険がある)
・ミルクは時間通りにきっちり(赤ちゃんの欲求に合わせた授乳が主流)
私が説明しても、義母は「それじゃ弱い子になるわよ」と譲りません。
「時代が変わった」という言葉は、義母の辞書にはないようです。
「昔が正しい」義母の背景
義母は4人の子どもを育て上げたベテラン母。
昭和時代の家事・育児を一手に担ってきた自負があるようです。
「自分はこの方法でうまくやってきた」という成功体験が、今の私たちへのアドバイスにもなっているのでしょう。
ただ、その“成功”はあくまで義母の時代の話。
生活環境も医療も育児の考え方も変わった現代で、そのまま同じ方法を適用するのは無理があります。
義母の前で育児方針を守る難しさ
義母が遊びに来ると、私はつい緊張してしまいます。
授乳の時間、着替えのタイミング、離乳食の進め方——全部チェックされているような感覚です。
少しでも義母のやり方と違えば、「それは違う」と即座に入る指摘。
笑顔で「そうなんですね」と受け流すこともありますが、毎回だと心がすり減っていきます。
やんわりかわす私の方法を紹介
医師や助産師のアドバイスとして伝えると、義母も「専門家が言うなら」と納得しやすいです。
ここに自分の意見を一部だけ取り入れましょう。
▶ 義母のアドバイスの中でも安全なものや無理のないものだけ採用
「助かりました」と伝えることで関係も保てます。
▶ 物理的に距離を置く
週1回だった訪問を2週間に1回にするなど、接触回数を減らすとストレスも軽減します。
まとめ:義母の“昭和ルール”との付き合い方
★ 義母の言葉には、時代背景や経験からくる自信がある
★ 全てを否定せず、安全で無理のない部分だけ取り入れる
★ 専門家の意見を盾にして、自分の育児方針を守る
義母のアドバイスは、うまく使えば知恵になることもあります。
けれど、時代に合わない方法まで受け入れる必要はありません。
大切なのは、親である自分が安心できる育児をすること。
義母の“昭和ルール”は感謝しつつ、現代の子育てに合ったやり方を貫いていく——それが、私なりの答えです。