※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談をもとに作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
「えっ、なに今の空気…まさかこのあと…!?」
そう思ったのも束の間、予想外すぎる展開に、笑ってしまった。
今回は、秋のお月見デートで起きた、ちょっと恥ずかしくて、ちょっと甘い、そんな勘違いエピソードをご紹介します。
目次
秋のお月見デート、思った以上にロマンチックで…
投稿者のMさん(20代・会社員)は、彼と一緒に近くの公園までお月見デートに出かけたそうです。
「ススキと月を見るだけでも風情あるね〜」なんて言いながら、ふたりでコンビニで買った団子を片手に、ベンチでのんびり。
普段あまりロマンチックなことをしない彼が、「こういうのも、たまにはいいね」とぽつりと呟いたのがなんだか新鮮で、Mさんは少しだけドキドキしてしまったといいます。
帰りの車内、なんだか妙な沈黙が…
その帰り道のこと。
沈黙が続きます。
指先が団子のパッケージをいじっている音だけが聞こえてる状況です。
夜風が気持ちいい車内で、団子の残りを食べながら、ふたりは静かに音楽を聴いていたそうです。
すると突然、彼が運転中にふと横目でMさんを見てきたのだとか。
しかも、何か言いたげで…でも言わない。
(え、なんか意味深…!? もしかして…この流れ、車内キスってやつ!?)
妄想は一気にヒートアップ。
お月見→団子→沈黙→横目チラリ…なんて、完全に恋愛マンガの構図じゃないですか。
「このあと、何か甘い展開あるやつ…?」
と、心の中で勝手に期待が高まってしまったといいます。
「ごめん、ちょっと…見ていい?」
そのとき、彼が不意に言ったひとこと。
「ごめん、ちょっと…顔、見ていい?」
やっぱりきたー! と一瞬テンションが上がるMさん。
でも、次の瞬間、彼の指が伸びてきて、口元をそっと、ティッシュで拭ってきたのです。
タレ、ついてました。
「…あんこ、ついてたよ。右の口の端っこ」
えっ。そっち!?
Mさんは、期待してしまった自分が恥ずかしくなって、思わず噴き出してしまったといいます。
「なにをひとりで盛り上がってたんだろう」って。
でも、それが妙に可笑しくて、気まずいどころか、ふたりで笑い合えたそうです。
それでも、ちょっとだけ甘かった帰り道
たかが団子のタレ、されど団子のタレ。
「結局、ロマンチックな展開はなかったけど、普通のやさしさにキュンときた」
そう話すMさんは、「おいしかったね」なんて言い合いながら、ふたりで団子のパッケージをくしゃっと丸めていたといいます。
その光景すら、なんだか心に残っている。
秋の夜って、不思議とそういうささいな記憶まで、じんわり染みてきますよね。
まとめ|秋の夜長は“期待”よりも“安心”が沁みる
★ お月見の帰り道は、想像より穏やかな余韻が心地いい
★ 「キュン展開」じゃなくても、やさしさでじわっとくることも
★ 恋愛は、タレがついても笑ってくれる関係がいちばん安心
甘いプレイが始まるかと思いきや、口元のあんこをそっと拭ってくれる彼。
大事件でもサプライズでもないけれど、なんだか一番嬉しかった。
そう思えるデートが、案外いちばん“特別”なのかもしれません。
※本コンテンツのテキストの一部や画像は、生成AIを使用しています。