※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
30代の美子さん(仮名)から寄せられたエピソードです。
毎年、年末年始は義理実家に泊まるのが恒例の美子さん一家。
もちろん感謝はしているけれど・・・正直、気疲れするのも事実。
今年こそは、家族だけで気軽に温泉でも行きたいなぁ・・・と密かに計画していました。
目次
義母から年末年始の予定連絡
そんな矢先。義母から一通のメールが。
『今年は、良かったら気分を変えて旅行に行ってみない?』
・・・え?旅行?
行きたいけど、まさかみんな同じ部屋とかじゃないよね?
いやいや、まず誰が費用を払うのか問題はどうなるの…?
いろんな不安が押し寄せ、美子さんの頭の中では
“川の字で寝ている自分”や
“宿でずっと気を遣っている自分”が勝手に再生されて止まりません。
恐る恐る旦那さんにも相談すると、
「あ〜、あれ?たぶん親父が言い出したやつだよ。母さんも気を遣ってくれたんじゃない?」
とのこと。
義母からのメールをよく読むと、最後にこう書いてありました。
『あ、もちろん私たちは別行動でも大丈夫!現地でご飯だけ一緒にどう?旅費は自分たちの分は自分で払うね。』
すっかり安心した美子さん。
「では、せっかくなので行きましょう!」と返事を送り、旅行先を調べ始めました。
義母の思惑
すると次の朝、義母から追加のメッセージが。
『宿、もう予約しちゃったよ〜!うちはお父さんと2人で早めに着くように行っておくわね!』
・・・・・・え?
“現地でご飯だけ一緒”じゃなかったの?
“別行動”って、まさかの「早めに行ってゆっくり温泉」 のことだったの?
思わず旦那さんに聞くと、
「あ〜・・・母さん、旅行に行きたくてウズウズしてたからね。早めに行くのは別行動ってことなんだって」
とさらり。
結局、美子さん夫婦は義母たちより遅れて出発。
現地に着いたら、義母はすっかり温泉上がりでほっこり顔。
そして開口一番。
「やっぱり旅行は気楽でいいわね〜!あ、あなたたちの部屋はそっちね!」
あれだけ不安だった“同室”の心配はゼロ。
むしろ 義母夫婦の方が完全にマイペース だったというオチ。
美子さんは思わず苦笑しつつ、
「来年も、こういうのなら悪くないかも」と、こっそり思ったのでした。
※本コンテンツのテキストの一部や画像は、生成AIを使用しています。