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「京都御所」の一般公開が、これまでの期間限定から“通年”に。
また、京都御所だけでなく、皇居の参観や「乾通り」(いぬいどおり)の公開も拡大していく方針を宮内庁が固め、皇室に関する施設が一層開かれていくことになり注目を集めています。
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目次
540年間に渡って皇居とされた場所
京都御所は、明治元年まで約540年間に渡って皇居とされた場所(現在のものは安政2年(1855年)の造営)。即位の儀式などが行われた「紫宸殿」(ししんでん)や、天皇の生活の場だった「清涼殿」などがあり、平安時代以降の建築様式の移り変わりを見ることができます。御殿や庭園、調度品など…その全てが日本美の結晶だと言われています。
事前に申し込みが必要な通常の参観に加え、従来の一般公開(予約なしで参観できる)は、これまで春と秋に5日間ずつ行われてきました。
(京都御所を参観された方々のツイート)
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写真から“日本の美しさ”が伝わってきますね。
皇室に関する施設が、より一層開かれていく
さらに宮内庁は、皇居の参観について、当日の希望者も受け付ける方針を固めました。これまでは平日の午前と午後に1回ずつ300人を目安に行われていたそうですが、参加するには
事前の申し込みが必要でした。宮内庁はこれを見直し、1回ごとの定員を増やしたうえで当日の希望者も積極的に受け入れていくということです。平日以外の実施も検討しているといいます。
また、サクラとモミジの時期に行われる皇居「乾通り」の公開も、これまでの5日間から1週間に拡大。今春は3月25日から始める方針だそうです。
(京都御所の通年公開に対して寄せられていた声)
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以前にはこんな声も。
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「京都迎賓館」も通年公開
菅義偉官房長官は3月6日、外国要人のもてなしに利用されている京都迎賓館について、7月下旬を目途に通年の一般公開を開始する方針を表明しました。4月からの通年公開が既に決定している東京・元赤坂の迎賓館と併せて、観光スポットとして親しんでもらう考えとのこと。京都迎賓館は2005年の開館以来、参観は夏の一時期に抽選で当たった方に限られていました。
7月下旬頃の本格公開に先立って、まずは試験公開を4月~5月に行うそうです。ちょうどゴールデンウィークですね。
(京都迎賓館の試験公開)
期間:4月28日から5月9日の午前10時〜午後5時
対象:中学生以上
料金:無料
定員:1日1500〜2000人 ※先着順に整理券を配布
詳細はこちらをご確認ください。
また、迎賓館赤坂離宮の公開については詳細が決まり次第、ホームページに掲載される予定となっています。ご興味のある方はこちらを随時チェックしてみてください。
どこも混み合いそうですが、皇室をより一層身近に感じることのできる機会が増えそうですね。
出典:sankan.kunaicho.go.jp / www3.nhk.or.jp / jp.wsj.com