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世界最古の硝子技法で作る“パート・ド・ヴェール茶碗”が美しいと話題になっているのでご紹介します!
この茶碗を紹介されているのは、茶人・菊池憲之-茶道の耳寄り情報をお届け@kikuchinoriyukiさん。東京都墨田区の茶道具専門店「(有)菊池商店」で働かれているようです。そして、以下が話題のツイートです。
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なんと、紀元前から伝わる世界最古の硝子技法により作られているというから驚きです。味わい深く幻想的でもありますし、紀元前の技術によるものだということにロマンを感じます。
ちなみに、「パート・ド・ヴェール」とは、仏語であり「ガラスの練り粉」という意味の言葉から来ているそうです。粘土やワックス等で作品原形の塑像を造り、石膏等で鋳型を造る。その鋳型に、色ガラスの粉に糊を混ぜたものを詰めて焼成し、鋳型から取り出し、表面を磨いて仕上げるというものだそうです。
元々はメソポタミア時代から伝わっていたそうですが、古代ローマ時代の紀元前 11世紀に吹きガラスの技法が生み出されると、その流行に伴って失われ、文献も残されていなかったために「幻の技法」と呼ばれるようになっていたそうです。
こちらは、パート・ド・ヴェールの肩衝茶入だそうです。
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(寄せられていた声)
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ちなみに、茶人・菊池憲之-茶道の耳寄り情報をお届け@kikuchinoriyukiさんが勤務されている「茶の湯 墨東清友館」のホームページはこちらです。
上記の茶碗以外にも、茶道具史上、一度たりとも復元された事のなかった幻の茶入「楢柴肩衝(ならしばかたつき)茶入」を再現した商品も掲載されています。
楢柴肩衝は、初花・新田肩衝と並び「天下三肩衝」と讃えられた大名物茶入で、「山上宗二記」にも登場し、千利休の高弟・山上宗二は天下一品の茶入と絶賛したとも言われているそうです。
古くから伝わる技法による茶器の美しさ…知れば知るほど奥深い世界ですね。
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