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高く高く、真っすぐに伸びる木々…その麓に湧き上がる美しい水…。こちらの神秘的で美しい池は、静岡県浜松市天竜区にある、『池の平(いけのだいら)』という池。この池は、ある理由で、“遠州の七不思議”の一つとされています。
目次
神秘的な『池の平』の不思議な特徴とは…
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『池の平』が遠州の七不思議の一つとされている理由は、この池自体が、7年に一度しか出現しないから。しかも最近では、出現が不定期になり、9年に一度だったり12年に一度だったりします。それに加え、一度出現しても数日から20日くらいで引いてしまうので、“幻の池”とも呼ばれています。
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『池の平』は、その出現方法についてもいまだ謎とされています。
“斜面に降った雨水が、数か月後に湧き出してできる”という説や、“草木の保水力によって集まった雨水によってできる”という説などが有力ですが、その謎はいまだ解き明かされていないのです。
何から何まで不思議で、神秘的…。
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因みにこちらが、普段の『池の平』。40m~100mの杉やヒノキが美しく、この風景だけでも十分神々しい雰囲気はありますよね。
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『池の平』が出現するのは、夏の後半から秋にかけての時期が多いというデータがあります。今年はどうなんでしょうか…。何だかドキドキしますよね。
因みに、こちらが過去の出現年数一覧です。
1961年(昭和36年)
1968年(昭和43年)
1975年(昭和50年)8月26日
1982年(昭和57年)8月11日
1989年(平成元年)9月8日
1998年(平成10年)10月2日 前回の出現から9年ぶり
2010年(平成22年)7月20日 前回の出現から12年ぶり
2011年(平成23年)9月11日 前回の出現から1年
今年、もしかしたらもしかするかも…。
『池の平』にまつわる言い伝え
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『池の平』には、二つの言い伝えがあります。まず一つは、『おかわ御前の伝説』。その内容は、
1569年(永禄12年)、高根城が敵の攻撃を受けた際、城主民部少輔貞益の後室だったおかわ御前は、子供を連れて敵の攻撃を逃れ池の平に逃げ込んだが、子供が泣き出したために追っ手に見つかり、殺害されてしまった。以降、おかわ御前の無念の涙が溢れて水が湧き出すようになった。
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というもの。
もう一つは、『竜神の休息伝説』。それは、
桜ヶ池に住む竜神が諏訪湖に赴く際、池の平で休息するという。
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という言い伝え。どちらもやはり神秘的で、面白いですね。
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いかがでしたでしょうか?神秘的で謎の多い『池の平』…なんだか心惹かれてしまいますよね。一生に一度はこの『池の平』を目にしてみたいものです…。
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