出典：newwadai.jp
イタリアの元F1レーサーの”アレッサンドロ・レオーネ・ザナルディ”選手がリオパラリンピックの自転車競技ロードレース「H5タイムトライアル」で金メダルを獲得した。ザナルディ選手はこの種目ロンドン五輪に続き2大会連続金メダルを達成した。
ザナルディ選手は15年前、「CART」（現在のインディカー）に参戦中に不慮の事故に見舞われ両足を切断。モーターレースの最高峰とされるF1やインディーカーレース界からは姿を消すことになったのでした。
不屈の戦士ザナルディ
両足を切断することになってしまった時の事故映像が残っています。1:40辺りから事故映像。
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この事故で両足切断。選手生命は絶たれたかに思われましたが・・・。
ハンドドライブでレース復帰
事故から2年経たずして、2003年に足のペダル操作のないハンドドライブ仕様のカーレースに参戦
2005年からはBMWがザナルディのために特別に製作したハンドドライブ仕様のマシンで「WTCC（世界ツーリングカー選手権）」に参戦。事故から4年足らずの2005年8月、事故が起きた国、ドイツのレースで世界選手権レース初優勝を成し遂げ、世界中のモータースポーツファンに感動を与えた。
自転車（ハンドサイクリング）の選手へ転向
ザナルディ選手が次に目指したのはパラリンピックへの出場でした。2009年にレースは引退、2012年のロンドンパラリンピックを目指しまし、出場を果たします。そして、2つの金メダルを獲得しました！
ロンドン五輪の映像
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今回、リオ五輪でもタイムトライアルで見事金メダルを獲得し、2大会連続金メダルを達成！レース形式の種目では惜しくも銀メダルに終わりましたが、チームで競う「Mixed Team Relay H2-5」でもイタリアチームとして金メダルを獲得しています。
出典：rio2016.com
両足切断から、ちょうど15年のパラリンピックで活躍、レーサー時代よりも世界から注目され、輝きを増すザナルディ選手。不屈の精神は多くの人々を励まし、勇気を与えてくれます。ザナルディ選手は今年で50歳、アスリートとしてはかなり高齢ですが、未だに世界一の選手です。彼の今後の更なる活躍にも期待します。
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