
活動的なイメージがあり、よく働くと思われていた働きアリの約97%が怠けものだったという実験結果が出ているのでご紹介します。
今回の実験結果を発表した研究者たちは、北米の森に生息する働きアリを採取。2週間にわたって、高精細カメラで観察したそうです。その際、人間の目で働くアリと働かないアリとを見分けやすいように、特殊な塗料を塗って実験したそうです。
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1日につき、5分間のアリの生態を計6回観察
1日につき、5分間のアリの生態を計6回観察して集計した結果、71.9%のアリは半分の時間を怠けており、さらに25.1%のアリは全然働かなかったということです。
しかし、はたから見れば何もしていないように見えるアリにも、本当は何かしらの役割があるため、あえてそのようにしていたり、もしくは、高齢のアリや働くにはまだ幼すぎるアリなのではないか?といった推測もされているようです。
この法則は人間にも当てはまっている!?
アリの法則は、人間社会にも当てはまるといわれたりもします。「2:6:2の法則」を例にすると、集団の2割程度は率先してリーダーシップを取り、6割程度の人はリーダーにつられてモチベーションをアップさせ、残りの2割は働かなくなるというものです。ちなみに、ここで怠け者の2割を取り除いたとしても、新しく編成した集団の2割はまた働かなくなるといいます。
集団においては、人間もアリも同じ意識が働くのでしょうか!?
出典:news.sciencemag.org/plants-animals / www.siruzou.jp