出典:twitter.com
「いじめられる側にも原因がある」
「いじめ」が議論される時に度々聞かれるこの言葉。これに対して、“はるかぜちゃん”がTwitterで繰り広げた指摘が鋭いと話題になっているのでご紹介します!
はるかぜちゃんの愛称でも呼ばれるタレント・声優の春名風花(はるなふうか)さん(15歳)。子役時代から精力的に活動する春名風花さんは、今や「はるかぜちゃん」としてネットでも名が知られるようになっています。
そんなはるかぜちゃんが、とあることをきっかけとして「いじめられる側にも原因がある」という問題に対して、一連のツイートを投稿します。
こちらが、そのきっかけとなった出来事。以前、番組で議題になっていたそうです。
おはようございます!
部屋を片付けたらバイキングの進行台本がでてきました
このとき番組内で「いじめられる方にも原因がある」って議題があったんだけど
「原因がある」と言ってた人たちに聞いてもらいたい話があるので、ちょっとだけ書きます pic.twitter.com/CJpDYVgMpF— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月18日
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そして、一連のツイートが始まります。
いじめられる側に原因があるか聞かれたら
完璧な人間はいないので
ある、と答えざるをえません
けれどそれは、いじめる側が原因を相手の中に「見つけた」だけのことだと思います
まずいじめる側に、誰かをいじめたいという目的(結果)があって
その目的に向かって、原因を探し出されたのです— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月18日
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いじめられる側に原因がどうとかではなく、まずいじめる側に「誰かをいじめたい」という目的があるという考え方のようです。ツイートは続きます。
①少し自分語りをします
ぼくが小学校のときに声優を目指していると言ったら
ある人が「テレビのバラエティにしか出ていないくせに」「声優学校にも行っていないくせに」と言って、ぼくのことを笑いました— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月18日
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②そのあと、ぼくは声優学校に通える年齢になったので声優のレッスンに通いはじめました
するとその人は「いくら声優のレッスンだけ受けても、テレビに出ているやつなんかダメだ。本気で声優になりたい人は真剣に舞台で芝居をやっているんだ」と言って、ぼくのことを笑いました— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月18日
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③そのあと、ぼくは偶然にも舞台と出会い、すっかり舞台の面白さにハマり、いま舞台のお仕事をしているのですが、
その人は「あいつは落ちぶれてテレビにも出してもらえなくなって、小劇場にしか出られなくなったから、声優になんかなれない。」と言って、やっぱりぼくのことを笑っています(笑)— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月18日
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④何が言いたいかというと、いじめられる側からいくら「いじめる人に言われる原因」を取り去ったとしても
その人の中にある、他人をいじめたいという「結果」が変わらない限り
人は、永遠にいじめられ続けるのです— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月18日
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そして、いま誰かにいじめられて苦しんでいる人たちにこう呼びかけています。
いま、誰かにいじめられていて「自分にも原因があるから仕方ない」とか、「悪いところをなおせばいじめられなくなるかも知れない」とか考えて苦しんでいる人がいたら
ぼくの①から④までの話を何度か繰り返し読んで、③のところで思い切り吹き出してみてください。— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月18日
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これを読めば、変わる必要があるのはいじめられる側ではなく、いじめる側であるということ。
そして、いちいち人の意見に振り回され、他人の望む自分になることのバカバカしさが分かるでしょう。— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月18日
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今の自分を変えたいと思う、それはとても素敵なことだよ
誰だって今日より明日の自分がかっこよくなった方が嬉しい…
でもそれは自分自身のためにやってください!
「いじめられない自分」ではなく、「自分がなりたい自分」を目指して
その姿に少しでも近づけるよう、頑張ろうね— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月18日
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自分を変えること。それは、いじめられないために変わろうとするのではなく、自分自身のために変わろうと呼びかけています。
いじめられる側に原因があるのは
いじめる側に「いじめをしたい」という結果があるからです。
原因があって結果があるのではなく
結果があって原因がある。
いじめる人が変わらなければ、
いじめられる人がいくら努力しても
いじめが無くなることはありません。
自分の人生を生きてください。— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月18日
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そしてその翌日。今度は前日とは例を変えながら同じ議題に対してのツイートを続けます。「いじめられないために」ではなく、「自分のために」頑張ること、自分に自身を手に入れることが大切だと説きます。
①ブス、デブ、不潔といじめられた子が身綺麗にしてダイエットをしても、だいたいいじめる側は「ブスがキモい事してんじゃねえよw」と、いじめをエスカレートさせます。いじめたい人の視点では、対象がいじめられる理由を取り除こうとする行為自体が、反抗的で生意気で、ムカつく事だからです。でも https://t.co/LN5R2JlsZm
— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月19日
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②自分が本当にそうなりたいと思ったのなら、その努力は決してムダじゃない。何より自分に自信がつけば、いじめられてもへこたれない心の依り代ができます。だからもしいじめられている過程でなりたい自分が見つかったなら、「いじめられないために」ではなく、「自分のために」頑張ってください。 https://t.co/LN5R2JlsZm
— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月19日
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③自分の夢、理想。なりたい自分に近づいて進んでいけば行くほど、少しずつ、同じ場所にとどまっていじめている人の方が格好悪く見えるようになります(笑)いじめられている人に一番大切な事は、いじめられないようにヘラヘラすることじゃなく「いじめられていても格好よくみえる人間になること!」 https://t.co/LN5R2J3S7O
— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月19日
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④人間はみんな平等で、
誰が上とか下とかありません。
どんなに笑われても蔑まれても、関係ない。
卑屈にならず、人の顔色ばかり見ず
堂々と、前だけをみて歩いてください!!!! https://t.co/LN5R2JlsZm— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月19日
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番組で「いじめられる側に原因がある。私はデブだったけど痩せたらいじめられなくなった。いじめられてる側が努力をすべき!」って意見があって。でもぼくは、彼女がいじめられなくなったのは痩せたからじゃなく、自信を手に入れたから。いじめる側が格好悪くなってやめただけだとおもうんですねw
— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月19日
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いじめる人はいじめること自体が目的なので、どんな理由でもつけてきます。美人も金持ちも性格のいい人も、誰でもいじめにあう可能性があります。
でもあえて、いじめにくいタイプがあるとすれば「自分のことに集中していて、自分をしっかりと持っている人」いじめてもムダだし、疲れるだけだからw— はるかぜちゃん (@harukazechan) 2016年10月19日
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この一連のツイートに対して、多くの声が寄せられていました。
@harukazechan はるかぜちゃんに対してでは無く、提示してくれた問いに対して思うところがあります。
たとえいじめられる側に「原因(素養?相違点?特徴?)」があってたとしても、
それでいじめることは正当化されないし、いじめた側を許す理由にはならないですよね!※当然ですが— Moreau (@Mo_re_au) 2016年10月18日
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何にせよ、気が合わない人間同士が無理に一緒にいる理由はない。
サッサと離れれば良いだけの話。
その両者が離れる自由を妨害し、同じ場所に閉じ込めようとしている存在があるならば、それこそが本当の悪。@harukazechan https://t.co/zU2W4cOwiW— muu@M4 Aqua Dual (@Meo011) 2016年10月18日
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@harukazechan 原因・要因があることと、だからそうなって当然とはかなり大きい開きがあるんですよね。原因や要因について言えば無数にあり得る。例えばいじめなら同じ原因があっても起こる時と起こらない時がある。じゃあ起こしてるのは誰の何か、という事になりますね。
— 遊藍 (@ainiasobu) 2016年10月18日
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@harukazechan そもそも、いじめられる原因があったとしても、いじめていい理由にはならないと思います。なので、いじめられる原因など、あってもなくても、どうでもいいことだと思います。
— 風み (@hima_kazami) 2016年10月18日
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@harukazechan 嫌いになる原因と、いじめという手段を使って排除して良い原因が、いじめる側で混同されたりしますしね…
— Tin Lion (@Tin_Lion) 2016年10月18日
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@harukazechan 過去虐められてた側としては虐められる側に原因があるは至極納得、それを否定できる人は概ね思考停止の無責任バカばかり。解決策を提示してあげてそれを自分で実行出来なければ虐めは終わりません。ただし実行出来る勇気がない事が問題、過程にある親の教育が現状を産む。
— 犬貯金 (@IChokin) 2016年10月19日
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@harukazechan
そもそも日本だけだよ、いじめられっこに原因ありなんて言うのは。
日本では、いじめられる側にも少しくらい何か要素があったのでは?とか、そういう言われ方あるけど、
アメリカでは、いじめは100%いじめっこが悪い
当たり前ですね、— みなみの (@with_kurama) 2016年10月18日
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@harukazechan
そうそう
もし、いじめられる子に原因があるっていうなら、周りの全員がいじめっ子になるはずですもんね
いじめない子だってちゃんといるんだから、いじめられる子に原因があるっていう理屈はおかしいよね— みなみの (@with_kurama) 2016年10月18日
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@harukazechan そもそも"原因がある事"と"責任の有無"や"物事の良し悪し"はそれぞれ別の評価基準ですからねぇ
— ケンヂ@きょーじゅ←命名:安藤穂乃果(笑 (@kendi1117) 2016年10月18日
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@harukazechan
アドラー心理学の目的論にナチュラルで到達してて目からウロコですいじめたいって目的があれば原因なんていくらでも作れるし、いじめる側がいじめる以外の目的に目を向けられない限りエンドレスですよね
— さすらい (@sasurai_fool) 2016年10月18日
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はるかぜちゃんの「いじめられる側にも原因がある」という問題に対する指摘、いかがでしたでしょうか。なかなか考えさせられるものがありますね。
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