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「日本の残業のあり方について考えさせられる…」
海外の残業に言及したツイートと漫画に多くの反響が集まり話題となっているのでご紹介します!
話題の発端となったのはこちらのツイート。投稿されたのはhajimen@hajimeTwitさん。アメリカでCGアニメーションのライティングのお仕事をされている日本人の方です。
定時までがあなたの実力。超えたら恥入りつつ、仕事が残ってても帰る。スポーツ選手だって試合終わってからコートでシュート決めてもダメでしょ。
定時超えても人が残ってたらマネージメント失敗。管理者は残った人数分だけ無能と感じましょう。日本以外の世界、98%が賛同する常識らしいですよ。— hajimen (@hajimeTwit) 2016年10月18日
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スポーツの試合を例に挙げながら、残業に対する考え方に言及しています。試合終了後にシュートを決めてもダメ…といった表現により分かりやすく伝わってきます。そして、日本の残業について疑問を投げかけています。
このツイートに対しては賛否はありつつも、非常に多くの反響が寄せられていました。
@hajimeTwit 素晴らしい例え。
— 北田 栄二 (@EijiKitada) 2016年10月18日
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@sakurai21616722 その通りです。定時までにキッチリ終わらし、能力を示し、クビにされないよう毎日頑張ってますううう
— hajimen (@hajimeTwit) 2016年10月20日
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@hajimeTwit @r_kikyoya 日本ではできる人もできない人も平等に同じ仕事振られる職場が多いと思います。当然遅い人は残業。できる奴はさらに仕事くるから残業と… 職責がはっきり分かれている海外と一概に比較できないのでは?
— アルティメット雅史 (@castor_1983) 2016年10月20日
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@hajimeTwit 残業にしないほどテキパキ仕事こなす出来る人ほど「手伝え」とか言われる文化は消し炭になってほしい
— __________ (@__________man) 2016年10月20日
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@hajimeTwit 初めまして。
そうらしいですね〜私もそれ聞いた時、カナダへの移民願望高まりましたが、カナダに限らないんですね。でも、それでも納期を間に合わすから日本って信用されるのかもとも考えちゃいます。うーん…— 小沼義典 (@CozyETF) 2016年10月19日
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hajimen@hajimeTwitさんのツイートは続きます。
残業してる人がいたら、学校で点数が悪くて居残りで勉強させられてる人を見る様な目で見てあげると良いです。なかなか難しいですが、そういうマインドでいきたいものです。家で待ってる人が居るんですから。
— hajimen (@hajimeTwit) 2016年10月18日
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俺は残業撲滅運動してる訳じゃないよ。米でも豪でも残業してるが、残業とは「イレギュラー」で「上司からお願いされて」「断わる自由もあるけど」「給料割り増して」やるものです。少なくとも欧米では。
中国人も定時で帰るんだから、アジア人がそうだという訳じゃなく、ほんと日本だけの特異な考え方— hajimen (@hajimeTwit) 2016年10月19日
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残業とは、あくまで「イレギュラー」であって、「上司からお願いされて」「断わる自由もあるけど」「給料割り増して」やるものとし、日本の残業は異質だと提言されています。一様に日本の残業と比べることができるか否かという面ももちろんあるかと思いますが、昨今改めて問題となっている日本の残業について考えさせられます。
ちなみに、hajimen@hajimeTwitさんは、iPad Proで漫画を描かれているとのこと。こうした残業問題について、自身の過去の体験を踏まえながら描かれた漫画があるのですが、こちらも反響を呼んでいます。
海外での残業について、僕の経験をマンガにしてみました。参考になりましたらRTよろしくです シンパパ孤立むえん! : 番外編 海外の残業 https://t.co/VmxhQR3qvL pic.twitter.com/8noPlCwF1B
— hajimen (@hajimeTwit) 2016年10月31日
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hajimen@hajimeTwitさんが働いたことがあるのは、日本、アメリカ、オーストラリアの映像業界とのことで、あくまで自分が見て感じた範囲での話とし、以下の漫画を描かれています。
最後の怒濤の展開、これが実体験というところも含めてスゴイです。こちらの漫画は「海外でも無茶な残業してるんだから、日本は特殊じゃない…」ということではなく、残業していても「ストレスが少ないこと」を表現されているとのこと。
この時、寝てる時間以外は徒歩15分の会社に篭って永遠と働いていたそうですが、それでも精神的なストレスはかなり低かったと語っています。「このソフトが動かない」「ひどい設計だ」「すべて壊れてる」といったストレスとは戦っていたそうですが、「上司が嫌だ」「あの同僚全然仕事できない」といったストレスは全く無かったそうです。
(漫画に対して寄せられていた声)
@hajimeTwit @mumrikka
すごく面白く読ませて頂きました
笑えますけれど
実話だと言うのがさらに
笑えます。まだ就職してない自分には何か楽しく思えます。
すいません— おずわるど (@ozwald794) 2016年11月1日
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@hajimeTwit ストレスの無い職場ってうらやましいです・・・・・・いいですなー!
— 雪鮪(実家) (@Snow_brs) 2016年11月1日
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@hajimeTwit 大変そうなのとうらやましいのとw
— tanaD(監督/映像/撮影/写真) (@truchock) 2016年11月1日
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@hajimeTwit 「番外編 海外の残業」ためになりました。残業時間だけでない他の部分も労働環境には大切という部分、よくわかります。
— HIRANO Naohiko 平野 直彦 (@naohiko7) 2016年11月1日
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目次
上司は常に気を使ってくれ、部下を褒めちぎる
この職場では、上司は常に気を使ってくれ、怒ったり怒鳴ったりなんてもってのほかだったといいます。マンガの中に上司の「◯ァック!」発言がありますが、それは彼より上の人たち(とシステム)に向けたもので、部下は常に褒めちぎっていたそうです。仮に上司と合わない場合でも、スーパーバイザーに訴えれば違うチームに変えてくれて、本当に問題である場合は上司の方が解雇されるといいます。
また、会社はスタッフのストレスを和らげるために、スタッフ全員に10万以上する椅子を与え、朝夕食事、バスでの帰宅サポート、医師、「うるさい」と言えばヘッドフォン支給。週末はビールとワイン、チーズ…などとスタッフをサポートする姿勢を見せてくれていたそうです。
では、日本はどうすればいいのか!?
hajimen@hajimeTwitさんは、もし日本が欧米式にする場合は大きな改革が必要になり、誰もが幸せになるわけではないと言います。また、能力の無い人は、何をやっても即クビになる辛い世界になるとも…。しかし、「クビにならなくても、会社で“ダメなやつ”といじめられるなんて、それも幸せとは言えないような…」とも述べています。
そして、「日本が日本人に合った幸せを見つけられることをいつも願ってます」とした上で、このように提言されています。
今はとにかく、会社に残るのが“カッコイイ”とか“必然”といった考えを、一人一人が改めるところから初めてはどうでしょうか。
ご自身の体験談に基づいて描かれていますし、国の違いや業種、職種の違いなども、突き詰めて考えればもちろん考慮すべきことではあります。日本にもさまざまな方針の会社があり、一括りにはできません。しかしながら、日本の一般的な残業のあり方について、改めて考えさせられるツイート、漫画であることには間違いありません。
皆さんはどう思われますか?
出典:twitter.com / alone-and-unaided.blog.jp