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「クロダが残した衝撃は遠い未来まで影響を及ぼす」
今季限りで引退した黒田博樹選手に対し、米スポーツ専門サイト「SBネーション」が特集を組み、その功績に対して最大級の賛辞を贈っています。
目次
輝かしいキャリアをレポート
SBネーションは、「ヒロキ・クロダの並外れたキャリアを振り返る」との見出しで特集を展開。その輝かしいキャリアをレポートしています。
プロ1年目で6勝を挙げ、2008年にメジャー移籍をするまでに6度の2桁勝利をマーク。2005年には最多勝(15勝)、2006年には最優秀防御率(1.85)にも輝いたと記述。また、メジャー1年目となったロサンゼルス・ドジャースでは、1年目に9勝をマーク。2010年以降は毎年10勝以上を挙げ、2012年のヤンキース移籍以降も含めて日本人初となる5年連続2桁勝利をマークしたことを高く評価しています。
また、39歳で迎えた2014年のヤンキース最終年も、199イニングを投げるなど鉄人ぶりを発揮。「並外れた先発投手」と評しています。そして、メジャー通算212試合、1319イニングを投げ、79勝79敗、防御率3.45と堂々の成績を収めて古巣・広島に復帰したこと、広島でも2年連続で2桁勝利を挙げ、今季は25年ぶりのリーグ優勝にも貢献したことを称えています。
クロダの旅立ちは、ポッカリと穴を残すだろう
黒田の功績に最大級の賛辞を贈る特集は、「カープ、ヤンキース、ドジャース…そして野球ファンへ。クロダの旅立ちはポッカリと穴を残すだろう」と締めくくられています。
(寄せられていた声)
・大エースっていうタイプではないけれど、毎年3点台前半の防御率で200イニング近く投げてくれる投手っていうのは、球団にとってみたら相当ありがたい選手だと思う。もう少し現役で見ていたかったな。
・日本でもメジャーでも、打線の援護がもっとあれば、どれだけの数字を残しただろうね。そんな中でも黙々と投げる黒田だからこそ惚れるのだけど。
・若く広島に入団した時は速球、キレあるフォークで勝負してたけど、メジャーでは打たれることが増えたためにモデルチェンジをして、ちゃんとメジャーでもチームに貢献する投手になってるからだろうね。
・黒田の評価が高過ぎるという意見もある。しかし、野球選手の評価は過去の実績と現在の数字だけではない。より大きいのは、チームに与える影響。例えば、精神的な支柱になっている選手を、数字だけ圧倒的にたくさん稼ぎ出す選手とトレードして、チームがバラバラになったケースもある。
・カープファンが愛した黒田投手が、アメリカでも愛されている。それだけで、嬉しいです。
最後の最後まで、黒田は黒田らしく
11月5日、広島市内では広島のリーグ優勝を祝うパレードが行われ、約31万人が集う盛り上がりを見せました。そして、その後にマツダスタジアムに戻った選手らは、満員のファンの前で優勝報告会を開催。その際に、引退する黒田選手がファンにメッセージ。また、盟友の新井貴浩選手から花束を贈呈され、その後は黒田選手の背番号と同じ15回の胴上げ。万感の思いがあふれた黒田選手はマウンド前でひざをつき、30秒以上の涙にくれました。
広島・黒田「本当に優勝してよかった」 歓喜の優勝パレード https://t.co/wFlubNy1qk #npb #carp
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) 2016年11月5日
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優勝報告会。黒田選手がマウンドで見せた涙の理由を語りました。「野球の神様はいる」。ボールの投げ入れ、胴上げの思いも。 #黒田博樹 #carp
黒田、マウンド前で35秒ひざまずく 「20年のお礼」:朝日新聞デジタル https://t.co/jw2gyFSDNP— 朝日新聞カープ担当 (@asahi_carp) 2016年11月5日
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どこかの番組で言ってました、
黒田さんはマウンドが仕事場、
花束贈呈ではマウンドに上がらない。だから新井さんに
こっち来い、ここはだめだと。のとこ。#黒田博樹 #新井貴浩 pic.twitter.com/PRtQ1VnXKf— 桜と梅と桃太と愛太@鯉垢 (@BlessingHoly) 2016年11月6日
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花束贈呈の際の黒田選手と新井選手のやりとりに、2人の友情や黒田選手の野球に対する真摯な姿勢などが凝縮されていますね。日本でも米国でも、これだけ評価され、愛された黒田選手。黒田選手が残した記録と記憶は、未来永劫語り継がれると思います。
こちらは、黒田選手の引退セレモニーの動画です。ぜひご覧ください。
<動画はこちら>
出典:YouTube
出典:headlines.yahoo.co.jp / www.sbnation.com