1日に20羽が通行するというペンギン専用のトンネルが完成し、話題となっているのでご紹介します!
場所はニュージーランド南島のオアマル。沿岸部に生息する世界最小種のペンギンを守るため、同国初のペンギン専用トンネルが完成したそうです。
ニュージーランドで「フェアリーペンギン専用トンネル」が開通 評判上々で一日に20羽が通行 https://t.co/eWaRtPH9Gp pic.twitter.com/lqa8VjZV3H
— アクアカタリスト (@aquacatalyst) 2016年11月17日
出典:twitter.com
ニュージーランドとオーストラリア南部に生息するコガタペンギンは別名フェアリーペンギンとも呼ばれ、身長30センチ足らずで体重は1キロ前後。巣は陸上に作って子育てをしているそうですが、車や犬や人間に脅かされて個体数が減少しつつあるといいます。
オアマルでは港の近くに営巣地があり、これまでペンギンたちは日没後、巣で待つひなの所へ戻るために交通量の多い道路を横断しなければならなかったそうです。
海からすみかへ戻るペンギンたちが安全に道を渡れるように、ペンギンたちのためのトンネルを作ったニュージーランドの町のおはなし。https://t.co/PTpetx6kMh
— 渡邉葉 (@yowatanabe101) 2016年11月20日
出典:twitter.com
目次
ペンギンと車が自由に動ける環境を!
道路を横断するとなると、ペンギンにとっても車にとっても危険が伴います。そこで、人間とペンギンと車が自由に動ける環境を整えるため、同地のペンギンの生態に詳しい研究者が専用トンネルを考案。
このアイディアに市や観光局がともにプロジェクトとして推進し、9月にトンネルが完成したそうです。
トンネルに入ろうとする1羽のペンギン。
やがて、もう1羽もやってきて、一緒によちよち歩いてトンネルの奥へと進んでいきます。
こちらは動画です。
習慣性が強く、1度安全と分かれば使うようになる
今では多い日で1日20羽がトンネルをよちよち利用しているとのこと。ペンギンは習慣性が強いため、1度安全なルートだと分かれば、それ以降は習慣的に使うようになるそうです。
同国の専門家は、観光業のモデルにも種の保護のモデルにもなりうると語っています。人間と動物が共存するための素晴らしいアイディアですね!
出典:www.facebook.com / www.cnn.co.jp