織田信長ら有名戦国武将の名刀など、静嘉堂が所蔵する120振もの刀剣が集結するイベント「超・日本刀入門展」が開催されることになり、話題となっています!
日本刀というと、どんなイメージをお持ちでしょうか。120振もの刀剣と言われても「どれがどれだかよく分からない」「どこを見ればいいのか分からない」といった意見が多いのではないでしょうか。「超・日本刀入門展」はその名の通り、誰にでも分かりやすく日本刀を紹介し、日本刀の魅力をより伝えていくためのイベントだそうです。
こちらはイベントの概要などが記されたチラシ。
国宝の「手搔包永太刀(てがいかねながたち)」をはじめとし、選りすぐりの名刀の歴史や産地、戦国武将が所持した刀の逸話など、刀剣の魅力に迫るイベントだそうです。
目次
国宝・重文刀剣9件がすべて揃い踏み!
静嘉堂所蔵の刀剣は約120振。その中には国宝1件、重要文化財8件が含まれているといいます。同イベントでは、そのすべてが美術館開館以来、初めて一堂に会すとのこと。これは刀剣マニアにとっては見逃せません!
こちらが国宝の手搔包永太刀(てがいかねながたち)鎌倉時代(13世紀)。
出典:www.seikado.or.jp
大和物らしい鎬(しのぎ)高く反り高い姿と柾目(まさめ)の鍛え肌、直ぐ調で二重刃がかり、華やかな変化に富む刃文が特長。700余年の時代を感じさせない健全な出来は、まさに大和物を代表する名作。
こちらは、附 菊桐紋糸巻太刀拵(きくきりもんいとまきだちごしらえ)江戸時代(18~19世紀)。
出典:www.seikado.or.jp
名だたる武将たちの愛刀も
織田信長ら有名戦国武将から知る人ぞ知るマニア好みの武将まで、彼らの所持した刀が伝わっています。同イベントでは、そのうちの代表的な7振が展示されるそうです。
重文 古備前高綱太刀(こびぜんたかつなたち)(号「滝川高綱」) 鎌倉時代(12~13世紀)。
出典:www.seikado.or.jp
「滝川高綱」の太刀は、織田家重臣で織田四天王のひとりである滝川一益(たきがわかずます)(1525~86)が、主君の織田信長より賜ったものだそうです。
附 朱塗鞘打刀拵(しゅぬりざやうちがたなごしらえ) 桃山時代(16世紀)。
出典:www.seikado.or.jp
これだけの刀剣が一同に介すイベントも、そうそうないのではないでしょうか。刀剣マニアはもちろん、今まで興味はあったけど深く知る機会がなかったという方まで楽しめそうですね!
(開催概要)
「超・日本刀入門展」
会期:2017年1月21日(土)~3月20日(月・祝)
休館日:毎週月曜日(3月20日は開館)
開催時間:午前10時~午後4時30分(入場は午後4時まで)
入館料:一般1,000円、大高生700円、中学生以下無料 ※団体割引は20名以上
詳細は以下でもご確認ください。
www.seikado.or.jp
出典:fundo1.jp