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大阪で日本で初めて男性カップルが「養育里親」として認定されたニュースが話題となっています。大阪市の30代と40代の男性カップルが今年の2月から市から委託された10代の子供1人を預かっているそうです。このニュースにネット上には様々な意見が上がっていますが、これは、同性カップルにも、社会的養護の対象となっている子供にとっても喜ばしいことだと思います!
【New!】男性カップルを大阪市が #里親 認定 全国で初めてhttps://t.co/YSCQ2ZBJzx
同性カップルが #養育里親 に認定されるのは、全国でも初の事例とみられます。
— ハフィントンポスト日本版 (@HuffPostJapan) 2017年4月6日
目次
里親の種類
里親というのも「養育里親」「専門里親」「養子縁組を希望する里親」「親族里親」という4種類があり、今回大阪市のカップルが認定されたのは「養育里親」と言われるもので、養子縁組などは行わず、家族と一緒に暮らせない子供を一定期間養育するというものになります。勿論、里親として認定されるまでには審査があり、一定以上の基準をクリアした人だけが里親になる事が出来ます。
日本初の事例で様々な意見
ネット上では大半がこのニュースを好意的に捉えた意見なのですが、中には「子供がかわいそう」等の心無い意見も見受けられました。しかし、そのような意見に対しても反論意見も多く投稿されていました。
Twitterでのつぶやきが注目されている”小池一夫”先生もこの件に関してツイート。
(小池先生の過去記事:「とにかく、心と体を同時に弱らせないこと。」80歳の小池一夫先生がつぶやく言葉に心休まる)
男性カップルが里親になったニュースを聞いて、そこの里子は本当に幸せだと思う。男性カップルが里親になるというのは、残念ながら、やはりハードルが高いと思うので、人格や収入や環境においても厳しく審査されているはずで、そンな素敵な親に育てられる子どもはとても幸せだと思うよ。(小池一夫)
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2017年4月6日
確かに!男性カップルに育てられた子はきっと幸せなはず!
男性カップルが里親になったニュースで「子供がかわいそう」「周りに何か言われる(いじめられそう)」とかそういうつぶやきを多数見たけど、そうなったら周りが全力で「どこがかわいそうなんだ」「何か言ってくる方こそ、偏見を持っているし視野狭窄である。間違ってる」と正すべきだろう?
— たぬぷち@4/2世界自閉症デー (@tanu_petit) 2017年4月5日
間違いない。男性カップルの元に里親に行く事がかわいそうな状況を生むのではなく、周りにいる教養の無い人間の心無い言動によってかわいそうな状況が生まれる。きちんと個性が認められる社会にする為に、まずはこのカップルと子供が幸せに生きられる社会を作る責任があると皆が意識する必要がある。 https://t.co/OyiuZSlMWn
— ヌーブラ@ポケGO図鑑153種 (@kotyujyan_wc) 2017年4月5日
男性カップルの子供が可哀想とか虐められるとか言ってる人居るけど、その子を虐めたり偏見持つような子供に育てた男女カップルは偉いのか???
— 星宮直臣 (@33272) 2017年4月5日
「男性カップルの里子が親のせいでいじめられないか心配」って言ってる人結構いるけど、「施設の子」「里子」ってだけでもいじめられるんだから今更何言ってるんだよと。要はいじめっ子の言い訳がすり替わるだけ。「いじめられないようにみんな普通であるべき」という考え方こそがいじめを生むんだよ。
— うなぎ(無職Lv.3) (@_91n) 2017年4月6日
大阪市が男性カップルを里親認定のニュースにやった!って声が出た。
チョコレートドーナッツっていう映画見て欲しい。本当に号泣した。可哀想とか言ってる人達がこの子供が育ちにくい世界を作ってるんじゃ無いかな?。
素直にこの男性カップルが子供を育てられる事が嬉しいと思う。— erisa (@__petitecherie) 2017年4月6日
男性カップルが里親になったと話題になってるけど、『チョコレートドーナツ』っていう映画が凄いお勧め。男性カップルが、ダウン症の少年の里親になる物語。でも、ゲイなだけで少年と引き離されてしまう。それでも、少年のために社会と闘う2人。本当に泣けるので1回は観て欲しい。 pic.twitter.com/6gg8dcBn8S
— 漬物 (@otsukemono_14) 2017年4月5日
男性カップルに育てられた子供がかわいそうなんて思うのはおかしいと思います。ここの皆さんの意見の通り、きっとこの子は幸せなはずです。また、「チョコレートドーナツ」という映画の話も出てきましたが、この映画も男性カップルが子供を育てるという物語なのです。
2012年の映画なのですが、「1970年代のニューヨークのブルックリンでゲイの男性が育児放棄された障害児を育てた」という実話を元に作られた映画。
1979年のカリフォルニア。歌手を夢見ながら、ショーパブでパフォーマーとして日銭を稼ぎ暮らすルディは、客として訪れた検事局のポールと心を通わせ合い、交際を始める。
そんな折、ルディはアパートの隣の部屋に住むダウン症の少年マルコが、危険薬物を所持し逮捕された母親のために、施設へと隔離された事実を知る。繰り返されるマルコの脱走に心を痛めたルディは、ポールを説き伏せてマルコを引き取りともに暮らそうと提案する。同性愛の恋人同士であることを伏せ、法的手続きによりマルコの監護者となった二人は、本当の両親のようにマルコに愛情を注ぎ、三人で幸せな日々を送る。
だが周りの反応は冷淡であり、彼らをパーティに招いたポールの上司との衝突で事態は一気に悪化し、ふたりはマルコの養育者と認められず裁判沙汰となる。弁護士の奮闘もむなしく、ルディとポールはマルコとの関係を引き裂かれる。そしてふたたびの脱走を試みたマルコが放浪のあげく悲惨な運命をたどったことをルディは知る。
歌手として認められたルディは、愛する者たちとのつながりを引き裂かれた怒りと悲しみとをマイクに叩きつけてゆく。
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今回のニュースでこの映画も注目を浴びています。
今回国内初の男性カップルによる里親が話題となっていますが、これをきっかけに里親などの支援策がもっと世間に広まってほしいですね。現在、様々な要因で家族で住めず社会的養護を必要とする子供の数は約46000人だそうです。その大半が施設で過ごしており、里親の元で暮らす子供は約1割程度だそうです。
男性カップルと子供には素敵な家族として幸せになってほしいですね!お母さんみたいなお父さんと過ごす毎日はきっと素敵なはず!
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