
アパレル店に入って商品を見ていると、店員さんからかけられる、「何かお探しですか?」の声。「ほっといてくれたらいいのになあ…」と思ったことがある人も、多いのではないでしょうか。
嫌がる人も多いのに、どうして声をかけるの?と不思議に思ってしまいますが、そこには、ある理由があったのです。
その理由を説明したジロウ(@jiro6663)さんのツイートが話題になっています。
女優さんのアレで服屋さんの接客が話題。この話になるたびに思い出すこと。僕もかつて服屋さんで話しかけられるのが苦手だったので、ショップ店員の子に聞いてみたのよ。「苦手な人多いよね」って。そしたら「知ってる。でも話しかけた方が買う気のないお客さんは早く帰るから」と。目からウロコ。
— ジロウ (@jiro6663) 2018年5月11日
なるほど、確かに店側としては、買う気のないお客さんに長居されて困ってしまうこともあるかもしれません!
お客さんが、何か買いたくて来店したのか、ただの暇つぶしなのか探るためにも、一声かけておく必要があるのかもしれませんね。
「接客」というから、つい「客の心地よさ」だけ考えて、「あの接客はおかしい」とか言ってしまうんだけど、
よく考えたらスタッフの仕事をやりやすくするためもあるんだよな。そりゃそうだ。彼らだって人間なんだもの。言われるまで、「なんで苦手な人が多いのに話しかけるんだ、、、」とか思ってた。— ジロウ (@jiro6663) 2018年5月11日
いわく、買うにしても買わないにしても店にだらだら帯店されると服を広げたりなんだりで手間になる。話しかけると買わない人は出て行くし、買う人も無駄に商品をさわらなくなる。
あーあーあー。納得しかなかった。— ジロウ (@jiro6663) 2018年5月11日
共感、異論…さまざまな声
このツイートに、接客業経験者からもさまざまな声が集まっています。
長年百貨店で販売員やってましたが、とりあえず入店された方に一声かけると、その時の反応で何か探しにきたのか暇つぶしなのかが大体分かるんです。暇つぶしの方にはそれ以上声はかけませんし、探しにきた方には全力で接客していました。声かけないとそれはそれでクレームになることもあるんです。
— まさママ@息子は1歳 (@masa_mama1006) 2018年5月12日
あとは、あなたが入ってきたの知ってますよー、というのをお伝えして盗難防止を図る意味もあったりします。認識されてるとわかると盗みにくいでしょう、という希望を持って。想像されるより服屋も盗難多いんで。
— ゆうは繁忙期まっただなか。 (@arunorico) 2018年5月12日
一方で、こんな声もあります。
迷って買うかもしれないお客さんを逃すだけでは?そしてもう行かないってなる可能性。
— 甘辛ちゃん (@AMAKARACHAN) 2018年5月11日
私の場合買いたかったけど店員が失礼な態度だから帰るって場合も多い
— ?メピウス?? (@sq_prc) 2018年5月13日
たしかに、買うつもりで見ていたのに、ずっとぴったりくっついてくる店員さんに話しかけられ続けるのが辛くなって、買うのをやめてしまった経験が私もあります…。
まったく買うつもりがなくて長居されるのは困りものでも、買おうか迷っている人まで追い返してしまったら逆効果かも?
とあるアパレル店員さんからはこんな声も。
わたしもアパレル店員なのですが、意外と自分では決められなくて一押ししてほしい方もいてそういう方に接客をしています。接客してほしくない方だなって判断したらそれ以降は声掛けしません。今購入意欲がなくても次いつ来て頂けるかわからないお客様にわざと嫌がることをする意味がわかりません…
— シロ☁️ (@sr_opii) 2018年5月12日
ジロウさんが話を聞いた店員さんも、「一声かけておいた方がお客さんの目的がはっきりする」という程度の意味で、嫌な思いをさせて追い返そうという意味ではないのかもしれませんね。
いろんなタイプのお客さんがいるので、それぞれのニーズに応えるショップ店員さんは大変でしょう。
客の側でも、店員さんがどんな考えで声をかけてきたのか、想像しながら対応してみたら意外と楽しいかもしれませんね!
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出典:Twitter(@jiro6663)