子どもがお手伝いや宿題などを自主的にやった時、大人としては「えらいね!」と褒めてあげたくなりますよね。でも、実際のところ子どもは大人の言葉をどんなふうに受けとめるのでしょう?
保育・教育のあり方を研究し、子どもとのかかわりを漫画にしているきしもとたかひろ(@1kani1dai)さんがTwitterに投稿した内容が話題になっています。
【子どもが「いいこと」をしたときに、僕が気をつけたいこと】
大人の理想像を子どもにはめるのではなく、その子の内側から生まれるものに目を向けて深められるように。
これが良くてあれがダメ、という話ではなくて、ここに焦点を当てて子どもを見ていたいな、という思いです。 pic.twitter.com/sHP4VQsYZL
— きしもとたかひろ (@1kani1dai) 2019年1月15日
大人から見て「えらい!」「伸ばしたい!」と思う子どもの行動が、単に「大人にとって都合のいい行動」だったということは、実際にあるかもしれませんね。
「大人から褒められるから」ではなく、子ども自身の自発的な「やりたい気持ち」を伸ばすということは、なかなか難しいものですね。
きしもとさんは次のようにもツイートしています。
たくさんの方のお声を聞くことが出来てとても有難いなか、ひとつはっきりとお伝えしたいことがあります。
「褒めることが良くない」というわけではないです!
子どもをコントロールするために褒めるのは控えたいな、という意図で書いていて、褒めること自体はめちゃくちゃ大事だと思います。
— きしもとたかひろ (@1kani1dai) 2019年1月18日
Twitterでは次のような声が寄せられています。
小さい頃から読書家でしたが、学校で読書=いい事&高尚なこと扱いで朝10分読書の時間にするキャンペーンをうたれた時は頑なにその時間に本を読まなかった覚えがあります。
本を読むのは趣味のひとつだったし、たった10分では集中出来ないから苦痛でした
幸い、今でも面白いから本を読んでます
— サイコたん(nico) (@saico_tan) 2019年1月16日
僕がいつも意識するのは、
『一緒に動く』事です。遊びでも勉強でも掃除でも、
一緒に楽しみ・一緒に悩み・一緒にやり遂げる。
子どもたちとの信頼関係が深まりますし、その興味のある事へ没頭してくれると思います。また、一緒に行動する事で大人側も様々な発見があります。
— 松下 祥貴(まつした よしたか) (@0419Matsushita) 2019年1月15日
仰るとおりだと思います。保育を
学んでいましたが、自分の理想の
動き方をする子どもばかり褒めて
しまっていた気がして、反省の念
がすごいです……笑親子に関わらず、上司部下などの
関係でも大事な考え方だと思った
ので、忘れないようにメモします!— たかひろ@徒歩で埼玉に行くマン (@ikarga_yeahhhh) 2019年1月17日
子どもを褒めてあげているつもりが、大人目線での「理想の子ども」に誘導しているかもしれない…。子どもとのかかわり方は本当に難しいですね。
けれど、それだけ子どもに対する大人の影響力は大きいということ。目の前にいる子供にどんな影響を与えるか、丁寧に考えながら行動することが大切ですね。
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出典:Twitter(@1kani1dai)