5,000万年ほど前、クジラやイルカを含む鯨類は現在よりも小型の4本足の動物だった。
以前から言われてきたことではありますが、その証拠を示す研究結果を、南米ペルーで出土した化石を調べていた国際研究チームが生物学会誌の中で発表して話題となっています。
太古のクジラ、4本足だった 南米で初の発見 https://t.co/xMjw3RSOIM
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) 2019年4月5日
CNNによると、4本足のクジラの化石は、南米ペルー南岸のピスコ盆地で2011年に発見されたもの。インドやパキスタンでもこうした化石は出土していたようですが、南米や太平洋での発見は初めてだったといいます。
4本足のクジラは、泳ぎも陸上歩行も得意だった
ペルーで発見された化石は4260万年前のものとされ、体長は約4メートル程度。骨格の保存状態が良好だったそうです。
鯨類は年月とともに海の中での生活に相応しい体型に進化したことが知られていましたが、南アジアから南米に向かってどのように移動したのかは、これまで謎に包まれていました。
そして今回の研究の結果、4本足のクジラが泳ぎも陸上歩行も得意だったと考えられることが判明。尾の部分につながる骨の形はビーバーやカワウソに似ており、長い足先には水かきが付いていたとのこと。そして、そうした姿から大西洋を横断できたと研究チームは推定しているようです。
(寄せられていた声)
これ結構昔から言われて無かった?
自重に耐えきれず海に進出したって言ってたような?
— danganyarou (@danganyarou1) 2019年4月5日
バシロサウルスの尾鰭が足になったみたい
— ねむいbot (@Nyanpass_364) 2019年4月5日
アジアで見つかっているパキケトゥス等と系統的に近いのか、南米までの移動の過程は気になります。
中間地点の同時代地層から同様の化石が見つかると面白そうですね。— 江戸y (@y12704173) 2019年4月5日
陸上に上がったけど、泳ぐのと魚が好きで海の中で生活したい!と思って海へ戻って行ったのだろう。
— TOKYO AKIRA (@TOKYOAKIRA_tw) 2019年4月5日
南米で見つかったのが初めてらしいですね?
海から地上へそしてまた海へ帰って巨大化とかめちゃめちゃロマンありますね?— Sleeper (@Sleeper07145818) 2019年4月5日
化石の調査により明かされていく進化の過程。太古の昔のことを想像できることにロマンを感じますね。今後のさらなる調査結果に注目したいと思います。
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出典:wikipedia.org / cnn.co.jp / Twitter(@cnn_co_jp)