
現在開催中の北京五輪でも注目のカーリング競技、前回の平昌五輪時に話題となり日本でもカーリングブームを巻き起こしました!
しかし、その独特な掛け声の意味をみなさんはご存知でしょうか?単語の意味なども知ったうえでカーリングの観戦をするとまた一味楽しみが増えますよ!
目次
平昌五輪で人気に
2018年の平昌オリンピックで一躍注目を集めたカーリング。日本女子カーリングチームが発する「そだね」という言葉は流行語大賞にもなり、日本のカーリング人口が増えたようです。
カーリングの試合を見ていて気になるのが、選手が発する掛け声。「ヤップ」や「ウォー」などのあの掛け声には、どんな意味があるんでしょうか?カーリングの歴史やルールと一緒に調べてみました!
カーリングとは?

カーリングの歴史
カーリングが誕生したのは、15世紀のスコットランド。当時は河原の石を氷の上に滑らせてゲームを行っていたそうで、1998年から正式にオリンピック正式種目となりました。
「カーリング」という名前の由来は、「ストーンを滑らせた時にカールした髪の毛のように回転するから」という説が有力だそうです。
カーリングの基本的なルール
ストーンを氷の上に滑らせて、約40m先にある「ハウス」と呼ばれる円に近づけるのが、カーリングの基本的なルールです。攻守の1セットを「エンド」と呼び、10エンドまでで勝敗が決まります。
ストーンを滑らせる時に「スウィーパー」と呼ばれる人がブラシで氷をこすりますが、あれはブラシで氷をこすることで氷の粒を溶かし、摩擦を少なくしてストーンを滑りやすくする効果があるそうです。
カーリングの掛け声って何語?

カーリングの試合の中で時折発せられる「ヤップ」「ウォー」などの掛け声は、元々英語だそうです。
「ヤップ」は「イエス」「ヤー」とも言い、スウィーパーに対しての「氷の上を掃いて」という指示です。一方、「ウォー」は「ノー」「アップ」とも言い、「氷の上を掃くのをやめて」という指示の意味を持ちます。
カーリングの掛け声の種類

掛け声の種類
「ヤップ」「ウォー」以外にも、カーリングで使う用語にはさまざまなものがあります。その種類は10種類程度ありますが、主に使用されるのはほかに以下の3種類。
・ハード
「もっと強く氷の上を掃いて」というスウィーパーへの指示。
・クリーン
「軽く掃いて」というスウィーパーへの指示。ストーンの前のゴミを取り除くため。
・ハリー
「もっと素早く掃いて」という意味のスウィーパーへの指示。
スウィーパーが口にする数字は何?
スウィーパーが試合中に口にする数字は、ストーンの速度です。ストーンの速度をストップウォッチで測ったスウィーパーは、「スキップ(ストーンを投げる人)」に数字を伝えないといけません。
また、スウィーパーはストーンがハウスのどの位置に止まるかを予想してスキップに伝える役割も担っています。それを数字で伝えているという場合もあるんです。
カーリングは掛け声なしではゲームが出来ない

カーリングの試合で飛び交う掛け声や数字には、試合に欠かせない意志疎通のための情報がたくさん詰め込まれているんですね。
つまり、カーリングは掛け声なしではできないゲームなんです。パッと耳にしただけでは何を言っているのかわからないけれど、大事な意味が込められているんです。
「そだね」は掛け声?

独特のイントネーションは方言
試合中の掛け声に並んで、平昌オリンピックの時に話題を集めたのが、女子カーリングチームが交わす「そだね」という可愛い言葉。流行語にも選ばれましたが、これは掛け声とは違って北海道で広く使われている方言です。
ほかにもあった!北海道の可愛い方言
「そだね」も可愛いですが、北海道の方言にはほかにも可愛い言葉がたくさんあります。「そだね」をきっかけに注目を集めている可愛い北海道弁を選りすぐりでご紹介します。
・なんも、なんも
「どういたしまして」「大丈夫だよ」といった意味
・わや
「めちゃくちゃ」「どうしようもない」といった意味
・したっけね
「またね」「バイバイ」という意味
・あづましい
「居心地が良い」といった意味
「あづましい」は、普段は否定形で「あづましくない」といった使い方をするようです。「わや」もそうですが、否定的な言葉でも北海道弁だとなんだかほっこりする響きになるのが面白いですね!
【まとめ】カーリングの掛け声の意味は?

奥深いカーリングの世界が垣間見える、カーリングの掛け声の意味。
「ヤップ」は「掃いて」、「ウォー」は「掃くのをやめて」という意味だけでも覚えておくと試合をより楽しめるようになるかもしれませんね!