「バック」と「バッグ」の違いとは!カバンを指す表記として正しいのは、結局どっち?

カバンのことを、「バックだったっけ? バッグだったっけ?あれ、どっち?」と悩んでしまうこと、意外と多いですよね。
他にもバックパックやナップザックなど、カバンの形や呼び方にはいろいろなものがあります。

「バック」と「バッグ」、どちらが正しいのか?
カバンを示す言葉の表記と意味の違いについて解説していきます!

「バック」と「バッグ」、どちらが正しい?

 

「バッグ」が正しい?

一般的なカバンを表す場合、正しいのは「バック」ではなく「バッグ」の方
英語で”bag”というカバンや袋などを指す単語から来ています。

「ハンドバッグ」は手提げカバンのこと、「ボディバッグ」は身体に密着した形の、小ぶりな肩掛けカバンのことを指します。
同様に「サンドバッグ」はボクシングの練習に使う砂袋、「エアバッグ」なら車の事故で乗っている人を守る、空気の入った袋を指します。

「バック」の方がいいやすい?

「バック」は英語の”back”という、「背中」や「後ろ」などを言い表す単語から来ています。
「バックアップ(後ろ盾)」や「バックグラウンドミュージック(いわゆるBGM)」のバックです。

日本では時々「バッグ」を「バック」ということもありますが、これは日本人には「バック」の方が発音しやすいため起きている現象のようです。

バックパックはどうして「バック」?

 

カバンを言い表すのは「バッグ」ということがわかりましたが、ではカバンの一種である「バックパック」は何故「バック」が用いられているのでしょうか。

バックパックは英語で”backpack”、「背中に背負う荷物袋」という意味になります。
つまり、カバンを示すのは”pack”の部分で、”back”は「背中」を示す言葉ということになります。

だから「バック」でも間違いじゃないんですね!

バックパックのいろんな呼び方!その特徴と語源は?

 

リュックサックの特徴と語源

「リュックサック」は、一般的な背中に背負う荷物袋の総称。
おしゃれ用の装飾的なものから機能性の高いものまで、さまざまなものを含みます。

このリュックサックの語源はドイツ語。”Rucksack”と綴り、「背負う袋」という意味になります。
パックパックと同じものとなります。

ナップサックの特徴と語源

「ナップサック」もドイツ語が由来で、”Knapsack”から来ています。
その後英語圏に伝わり、日本でも使われるようになったとされています。

ナップサックはきんちゃく袋のようにひもを引っ張って中身が出ないようにするものが一般的で、リュックサックよりも簡素なものが多い傾向にあります。

ザックの特徴と語源

「ザック」は日本で使われる「リュックサック」の略称です。
リュックサックと同様のものですが、ドイツでは”sack”だと単なる「袋」という意味になるので、あまり使わない言い方です。

バックパックの特徴と語源

「バックパック」は、前述のに背中に背負う荷物袋を指す言葉です。
リュックサックと同様のものですが、日本では登山などの時に使う大型のものを指すことが多いようです。

【まとめ】バックとバッグの違い!正しいのは「バッグ」

どちらが正しいのか分からなくなりやすい「バック」と「バッグ」。
英語の”bag”から来ていることから「バッグ」が正しいことがわかりましたね。

その他にもバックパックやナップサックなどもありますが、語源となった言語が異なるといった違いもあります。

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