サッカーの起源はイングランドではない?FIFAが認めるのは中国!真相はいかに?

世界中で愛されているサッカーは競技人口も2億6,000万人ほどいると言われており、誰もが知るスポーツの1つですよね。

そんなサッカーはそもそも起源はどの国なのでしょうか。FIFAでは中国がサッカーの原型となる蹴鞠を認定しましたが、果たしてそれは本当に起源と呼べるのでしょうか。

ここではそんなサッカーの起源について迫りたいと思います!

世界で愛されるサッカー

世界で愛されているサッカーは誰もが簡単に参加できるスポーツということもあり、世界中で人気があります。

ルールも単純明快でゴールに入れるだけ。細かな決まりはあるものの、それでも誰が見ても熱狂できるというところがここまでメジャーになった理由でもあります。

競技人口は意外にもバスケに次いで2位

サッカーは世界一競技人口が多いように思えますが、実は世界ではバスケットボールに次ぐ2位となっています。

バスケットボールの競技人口は意外にも4億5,000万人ほどいると推定され、サッカーはそれに次いで2億6,000万人ほどだと言われています。

サッカーを知らない国の方が少ない

サッカーは知らない国の方が少ないです。そもそも国連加盟国よりもFIFA加盟国の方が多いため、サッカーは世界中の人が知っているスポーツだと言えます。

もしかするとスポーツで一番有名だと言っても過言ではないかもしれません。

FIFA加盟国は国連加盟国より多い!

それでもサッカーは多くの国で人気があり、実はFIFA加盟国は国連加盟国よりも多いと言われています。

現行の情報だとFIFA加盟国は209カ国と世界にあるほとんどの国が加盟しています。ちなみに国連加盟国は193カ国です。時代により加盟国は変わるのですが、それでも国連加盟国よりも多いというのは衝撃の事実ですよね!

サッカーの起源は?有力説は3つ

そんなサッカーの起源とはそもそもどの国なのでしょうか。これには諸説あるため、厳密に「これだ」という男性は難しいです。しかし、現行の説で言えば有力説は3つあります。

イングランド由来説

最もサッカーの起源として有名なのがイングランドです。もともとサッカーは中世イングランドから始まったと言われ、時代は8世紀にまで遡ります。

当時の中世イングランドでは戦争に勝利した際、敵国の首を切り、それを蹴って遊ぶことが勝利の宴だったと言われています。それがサッカーの起源……ちょっとホラーですね。

そこから首がボールへと変化し、現地ではフットボールと呼ばれるようになりました。当時はボールを奪い合い、先にゴールに運んだチームの勝ちというルールだったのだとか。当時は殺人以外はなんでもありというルールだったことから、死者が出るほど激しいスポーツだったと言われています。

イタリア由来説

サッカーの起源はイタリアとの説も有力です。イタリアでもサッカーは8世紀頃から浸透したと言われており、当時からカルチョという遊びが由来となっているとの説があります。

カルチョはお金をかけてボールを奪い合う競技のこと。イタリアではトトカルチョというサッカーの賭け事が人気ですが、その起源となったのがこのカルチョだと言われています。様々なルールや決まりを持つ遊びだったこともあり、現代サッカーに近いものだったと考えられます。

中国由来説

サッカーは中国でも愛されているのですが、そんな中国も起源があったという説が広まっています。中国では伝統文化の蹴鞠という遊びがあり、それがサッカーの起源と言われるようになりました。

蹴鞠は紀元前300年という時代から行われていたものということもあり、FIFAでもサッカーの起源をこの蹴鞠とする意見があるくらいです。

日本の蹴鞠

ちなみに、書物や出土遺物以外で実際に伝承されているものでは、日本の蹴鞠が世界最古の球を蹴る遊びなのだそうです。元々中国から伝来したとされる蹴鞠ですが、本場中国の蹴鞠の伝承は途中で途絶え現在には繋がっていないそうです。

FIFAは中国の蹴鞠を起源と認定!

FIFAではサッカーの起源について言及し、その核となるものが中国の蹴鞠にあると認定しました。欧米のスポーツとして知られるサッカーですが、その起源が中国にあったとすれば、それは間違いなくサッカーの歴史が変わります。

確かに球を蹴る原型ではある

確かに中国の蹴鞠は球を蹴るという遊びの原型とも言えます。サッカーと絡めるには少し無理があると思いますが、それでも球を蹴るという遊びの原点と言われれば、納得せざるを得ません。

サッカーの起源に疑問

ただ、サッカーの起源に関しては疑問も数多く残ります。なぜなら球を蹴るということは人間本来が持つ本能とも言えるもので、誰もが足元にある石を蹴ったりするはずです。

そう考えるとサッカーの起源が中国にあるというのは、いささか無理がある話なのではないかという意見もあります。

球を蹴る遊びならすぐ思いつく

球を蹴る遊びを起源とするのなら、それはすぐにでも思いつくものです。それこそ球体があれば人間は蹴るという行動をすぐに思いつくのではないでしょうか。

事実、古代文明の壁画からも球を蹴るような壁画が発見されているなど、古代人であっても球を蹴るという遊びは思いつくほどです。

同じ時期に別の人々が別の場所で始めても何らおかしくはありません。人という生き物が進化してきた過程で生まれた球蹴りという遊びで見ると、サッカーの起源は無数にあると言っても過言ではないのです。

起源の断定は難しい

サッカーの起源に関しては「我が国こそが起源だ」と主張する国もあります。しかし、そもそも球蹴りを遊びとするのなら、そのような遊びは世界で同時多発的に発生してもおかしくないです。

それこそサッカーというスポーツで考えるのなら、蹴鞠などはまた別物です。厳正にルールを決め、現代のようなサッカーが生まれたとすれば、起源は他にもあると考えられます。

現代サッカーはイングランドから

現代サッカーだけで言えば、イングランドから始まったと考えるのが正攻法ではないでしょうか。

もともとは首を蹴る遊びから始まったイングランドのサッカーですが、イングランドではいち早くルールを決め、フットボールというスポーツして土台を作りました。

そこから推測すると蹴鞠のように球蹴り遊びはルールのない子供の遊びと変わりません。つまり、現代サッカーとしての起源はむしろイングランドが最有力候補と言えるでしょう。

パブリックスクールでフェアプレーに

また、イングランドではあらゆる球技の起源とされる「ラシュール」がフランスより伝わり、ケンブリッジやオックスフォードなどの名門大学に進むためのエリートを養成するパブリックスクールにて、ルールが改良され、近代サッカーの礎となったという流れもあります。様々な工夫によってルールも洗練され、フェアプレーの精神のある近代スポーツになったと考えられています。

サッカーならではのチームワークなども、これらパブリックスクールで発展していったのです。

まとめ

起源の話になるとどこからともなく「我が国が起源」だという意見を主張する国も多々あります。しかし、歴史を見てみると本当の起源というのは見つけるのが大変難しいです。

サッカーに関して言えば中国が起源と言われるものの、現代のサッカーとして確立したのはイングランドだという説を信じたいですね。

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