
出典: TABIPPO
ワシントン(CNN) 国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」が4月23日、「世界幸福度ランキング(調査対象は158ヵ国)」の2015年度版の調査報告書を発表しました。
それによると、1位に輝いたのはスイス(昨年は3位)、2位アイスランド(同9位)、3位デンマーク(同1位)と北欧の国々が上位を独占していることがわかります。
出典: TABIPPO
ちなみに、日本は46位(同43位)。アジアのその他の国を見ると、台湾が38位、韓国が47位、香港が72位、中国が84位です。
今年で3回目になるこの調査。順位に変動はあるものの、上位13ヵ国の顔ぶれは昨年と同じ結果だったようです。
この調査は、評価の対象となる変数を、
●国民1人当りの実質GDP(国民総生産)
●社会保障
●健康寿命
●人生選択の自由度
●寛容度
●汚職度
●政治的自由度
などとして割り出し、各国の幸福度としているとのこと。
北欧諸国がランキングの上位にいる理由
北欧と日本の違いで大きな点といえば、社会保障と言われていますよね。
税金が高額であるから当然といえば当然ですが、病気にかかっても医療費は無料で、病気などで働けなくなっても収入は保証されます。
その上、教育にお金がかからないということなども大きいとされています。
また、税金が高額で共働きが一般的な北欧諸国では、ヘルパーよりも安く家庭の面倒をみてもらえる制度を国が用意していたりもしますね。
労働時間が短いことも、理由としてはよく挙げられていますね。
これらのことが、ランキングの上位に北欧諸国が位置する主な理由として考えられていますが、国によって文化も価値観も多種多様ですし、一概にどの国が幸福かを数値で示すことも難しいですし、そもそも比較することがナンセンスな気もしますが…。
ちなみに、北欧諸国がランキングの上位を占める理由について説明している記事もありましたのでご参考までに。
【納得!】北欧諸国が世界幸福度ランキングで上位にいる10の理由 http://t.co/68tCowFPb0
— THINK FUTURE (@think__future) 2015, 4月 13
出典: Twitter
「幸福かどうかは、数字では表せない」「幸福は他人が決めることではない」「自分が幸せだったら幸せ」など、いろいろな意見があるかと思いますが、みなさんはどう思いますか?