明るい流星と言われている「火球」。なかなかお目にかかれないレアな現象ですが、そんな火球を見事にとらえた動画が、Twitterに投稿されて話題となっています!
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雲間に現われた美しい緑色の大火球
投稿されたのは、平塚市博物館で勤務されている藤井大地(@dfuji1)さん。天文担当の学芸員で、プラネタリウムで生解説をされているそうです。
そんな藤井さんによるツイートがこちら。
一瞬ですが、火球が美しい緑色の光を放ちながら落ちていく様子が、はっきりと分かりますよね。ちなみに、違うアングルからの映像も投稿されています。
こちらは、火球の比較明合成画像と軌道とのこと。
山梨県、長野県の上空を流れたという火球。なるほど・・このような軌道で流れていたのですね。視覚的にとても分かりやすいです。
そして、この火球は全国各地で目撃されていたようです。藤井さんの投稿に対して、様々な地域の方からの目撃情報が寄せられています。
全国各地で目撃情報
軌道の近くは分かりますが、沖縄からも観ることができたようですね。火球がいかにスケールの大きなものかが分かりますね。
どの惑星よりも明るい流星
国際天文学連合(IAU)によると、火球は「どの惑星よりも明るい流星」と定義されているそうです。
一般的に-3等級または-4等級よりも明るい流星のことを指し、大気中で蒸発したものも、隕石となって地表に落下したものも、一定以上の明るさで光った場合にはどちらも火球と呼ばれているとのこと。
今回の火球をみて、改めて天体のスケールの大きさや美しさを思い知りましたね。
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出典:Twitter(@dfuji1)