フリーダイヤルの「0120」はなぜ携帯だとつながらない時があるの?通話が無料でできる理由と併せて解説!

購入した商品について問い合わせしたい際などに発信する「0120」から始まるフリーダイヤル。

通話料がかからないことから、聞きたいことについて解決するまでどれだけ長引いても安心のサービスです。しかし、中には携帯電話からの電話だと「おつなぎできません」というアナウンスが流れて、聞きたいことがあっても問い合わせ自体できない非常に困った事態に陥ることもあります。

なぜ携帯電話からかけることのできないフリーダイヤルがあるのか、フリーダイヤルの仕組みと併せて解説します。

そもそもフリーダイヤルってなに?

「0120」からはじまるフリーダイヤルはNTTコミュニケーションズ株式会社が提供するサービスです。

0120は市外局番ではない!

0120のように「0xx0」からはじまる電話番号は、NTTコミュニケーションが提供する電話の付加サービスになります。0120以外にも「0180」からはじまる『テレドーム』や『ナビダイヤル』の「0570」があります。

テレドームのサービスはTV番組でプレゼント応募用番号で使われることもあるので、見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。電話回線一本で、同時に情報提供をすることができるサービスです。
 

着信が通話料金を負担するサービス

長時間話しても通話料がかからないので安心して電話ができるフリーダイヤル。

実は通話料金がしっかり発生していますが、その通話料金はフリーダイヤルの番号を持っている受信側が負担する、というのがこのサービスの特徴です。

負担する通話料金は区域や距離などで変わり、固定電話の場合、同一県内同一区域なら3分あたり「税抜8.5円」ですが、他県で100km離れていると平日昼間の通話料金は3分あたり「税抜80円」と約10倍近くまで上がります。

フリーダイヤルに携帯からかける事ができない番号がある理由

携帯電話からの通話は負担が大きい?

固定電話の場合、最大3分あたり税抜80円ですが、携帯電話からの着信の場合通話料金が大きく跳ね上がります。固定電話と違い全国一律料金ですが、3分あたり「税抜130円」と固定電話の一番高い料金より1.6倍以上高い料金になっています。

通話料金が高い携帯からの着信はオプション機能

固定電話に比べて通話料金が高い携帯電話からの着信を受け付けると通信量の負担が大きくなることから、携帯電話からの着信を受けるか受けないかはオプション項目になっています。そのためフリーダイヤルによっては携帯電話ではつながらないこともあります。

0120以外にも通話が無料でできるサービスがある?!

携帯電話の番号ではない?もう一つのフリーダイヤルサービス「0800」

「080」からはじまる電話番号というと携帯電話の番号かと思ってしましますが、『0800+7桁』の番号は「0120」同様フリーダイヤルの番号です。

1985年にはじまったフリーダイヤルのサービスですが、1990年代も後半になると空き番号が減ってきたことから海外でもフリーダイヤルと同等サービスに使われている「0800」が追加されました。

似ているようで全く違うサービス「0570」

通話料金を全額着信側が負担するサービスがフリーダイヤルですが、「0570」からはじまるナビダイヤルは発信者負担の電話サービスです。転送電話サービスの一種で、複数ある拠点の電話番号を一つにまとめる頃ができることからカスタマーセンターをはじめとするコールセンターで多く利用されています。

このナビダイヤルのサービスは「0120」のフリーダイヤルとは違い、発信者自身が通話料金を負担します。また、通常の通話とは異なる料金体系が設定されいて、平日昼間に携帯電話でかけた場合、3分あたり「税抜90円」になります。なお、この料金は携帯電話の基本料金に含まれている無料通話や、月月割等の実質負担を0円にできるサービスの対象外になりますので電話する際はご注意ください。

まとめ

「0120」からはじまるフリーダイヤルの中に携帯電話からはつながらない場合があるのは、携帯電話からの着信を対象にしていないためでした。

近年では携帯電話が普及していることから固定電話が無い場合もあると思います。その場合は、通常の市外局番から始まる電話番号が載っていないか調べるしかありません。

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