
私たちの日常に欠かせない「エスプレッソ」や「カフェラテ」、「カプチーノ」など…。味の違いは分かるけど、実際のところ何が違うのかを分からずに飲んでいる方も多いのではないでしょうか。
下記の図を見ると、もともとは全部コーヒー豆から始まって、抽出方法によって変わっていくのですね。
目次
「カフェラテ」と「カフェオレ」の違いって何?
「カフェラテ」はイタリア語、「カフェオレ」がフランス語です。この2つは言葉が違うだけで、意味としてはどちらも”牛乳入りのコーヒー”となります。ただ、ベースとなるコーヒーが違います。カフェラテのベースはエスプレッソで、カフェオレのベースはドリップコーヒーです。
また、一般的にカフェラテのエスプレッソと牛乳の比率は20:80とされていますが、カフェオレは50:50です。当然、比率は一般的なものなので、店によっては違いもあります。
エスプレッソはドリップコーヒーよりも苦味があるため牛乳を多く入れますが、そのためなのか、カフェラテの方が牛乳が本来もつ甘味を感じることができます。カフェオレの方が甘いと言う方もいますが、感じ方は人それぞれですね。
それぞれの飲み物の違い
では、前述の「カフェラテ」と「カフェオレ」も含めた各飲料の違いを解説します。
日本では、エスプレッソを使用したものをカフェラテと言う
【カフェラテ】
イタリアでは「カフェ」と言えばエスプレッソを指します(一般的に)。日本でも、エスプレッソを使用して牛乳と合わせたものをカフェラテと呼び、カフェオレと区別しています。ちなみに、スターバックスなどではスチームミルクを使用したものをカフェラテと呼びますが、イタリアではカプチーノと呼ばれます。
濃い目のコーヒーと同量の熱い牛乳を注いだもの
【カフェオレ】
濃く入れたコーヒーと同量の熱い牛乳を、大き目のカップに同時に注いだものです。持ち手のないカップ(カフェオレ・ボウル)で提供されることが多く、フランスで好まれるコーヒーの飲み方です。
主に牛乳などと合わせて、さまざまな飲み物のベースとなる
【エスプレッソ】
エスプレッソ(コーヒーの一種)は主に牛乳などと合わせることで、カフェラテやマキアート、カプチーノなどさまざまな飲み物のベースとなっています。カフェインを揮発して短時間で抽出するため、カフェインの含有量はドリップコーヒーと比べても少ないです。イタリアやフランスでは最も愛飲されています。
エスプレッソに、クリーム状に泡立てた牛乳を加えたもの
【カプチーノ】
エスプレッソに、スチームドミルク(ホットミルク)とフォームドミルク(蒸気などで泡立てた牛乳)を加えたものをカプチーノと言います。好みによってシナモンやココアパウダーで風味付けします。
エスプレッソに、少量の泡立てた牛乳を加えたもの
【カフェ・マキアート】
エスプレッソに少量のフォームドミルク(蒸気などで泡立てた牛乳)を加えたものです。 マキアートは、イタリア語で「染みのついた」と言う意味で、エスプレッソに注いだミルクの跡が染みの様に見えることから名づけられています。
それぞれの違いを分かったうえで飲むと、これまでとは違った選び方や楽しみ方ができるかもしれませんね!